講演情報

[P-041-B]小児患者におけるジファミラスト軟膏の使用状況と治療効果に関する調査

石垣 真慶, 吉田 美沙子, 増田 千穂 (たんぽぽ薬局(株))
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【目的】ジファミラスト軟膏はアトピー性皮膚炎治療の新たな選択肢となっている。今回、小児領域におけるジファミラスト軟膏の使用状況と治療効果を調査することで、適正使用推進に繋げることを目的とする。
【方法】2025年9月から2026年2月の期間、たんぽぽ薬局二本木店でジファミラスト軟膏が新規で処方された15歳未満の小児患者を対象とした。初回服薬指導時に使用方法を指導し、フォローアップ時に残薬量を聴取し理論残薬値と比較して使用状況を評価した。初回(ジファミラスト軟膏開始前)および2回目以降の来局時に、POEMスコア(症状なし0-2 /軽症3-7 /中等症8-16 /重症17-24 /最重症25-28)を聴取した。
【結果】対象患者は51名。ジファミラスト軟膏開始から2回目来局までの間隔は、中央値32日(範囲7-112日)であった。
平均POEMスコアは、初回8.5から2回目3.4へ有意に改善した(p<0.05)。初回重症度別でみると、最重症群(n=1)は26.0→2.0、重症群(n=3)は19.0→4.3、中等症群(n=22)は11.0→5.0、軽症群(n=19) は5.3→2.1、症状なし(n=6)は1.5→1.3へといずれも改善した。開始から2回目来局までの間隔別でみると、4週未満群 (n=17)で 7.9→2.6、4週以上8週未満群(n=26)で9.5→3.5、8週以上(n=8)で6.8→4.6 といずれの期間でも改善が認められた。
使用状況評価では、41名(80.4%)は適量、8名(15.7%)は使用量が少なく、2名(3.9%)は使用量過剰であった。平均POEMスコアは、適量群(8.1→3.0)に比べ使用量が少ない群(8.6→4.5)では改善度が小さかった。
【考察】ジファミラスト軟膏開始前後のPOEMスコアより、いずれの重症度においても改善が認められ、重症度に関わらず有効であることが示唆された。また、4週未満の早期から改善効果が確認された。約80%の患者では適正量で使用できていたが、約15%の患者では使用量が少なく、治療効果を最大限に引き出すためには積極的なフォローアップの実施が求められる。

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