講演情報
[P-045-C]心不全セルフケア、セルフモニタリングに関する薬剤師と患者の実態調査
長嶋 達1, 渡邊 裕貴1, 邑瀬 誠2, 佐々木 愛2, 野村 和彦2 (1.(株)杏林堂薬局, 2.(株)ツルハホールディングス)
【目的】適切な心不全セルフケア、セルフモニタリング(以下セルフケアモニタリング)は心不全増悪予防や早期発見に重要な役割を果たし、生命予後改善やQOL改善が期待できる。薬局薬剤師による患者指導の必要性が高まっているが、指導状況の実態は十分に明らかにされていない。本研究ではセルフケアモニタリングの実施状況、薬局薬剤師の知識と指導状況を把握し、効果的な患者指導の提案を目的とする。
【方法】杏林堂薬局中東遠エリアに所属する薬剤師87名を対象にGoogle フォームを用いたアンケートを2025年1月24日から2025年2月10日まで実施し75名から有効回答を得た(有効回答率86.2%)。2024年7月から2025年2月までに同エリア薬局を利用する心不全患者32名に対し、急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)を参考に、聞き取り調査を実施し31名から回答を得た(有効回答率96.8%)。本研究はツルハホールディングス学術研究発表審議会の承認を得て実施した(承認番号:HD2026026)。
【結果】セルフケアモニタリングの重要性を理解している薬剤師の割合は、全ての項目で50%を超えていた。しかしながら2023年にセルフケアモニタリングの指導歴がある薬剤師の割合は、血圧測定52%以外の項目で50%以下であった。患者のセルフケアモニタリング実施の割合は、過労を避けること74.1%以外は50%を下回っていることが分かった。
【考察】セルフケアモニタリングに関する認識と指導実践の間には顕著な差が存在することが明らかになった。心不全治療は多数の薬剤を使用する傾向にあるため、薬剤に関する指導が優先される可能性があるためと考える。また患者の実施状況や薬剤師の指導状況の把握に時間を要することも一因であると考える。状況把握の簡便化により薬剤師の指導状況が改善できる可能性がある。
【方法】杏林堂薬局中東遠エリアに所属する薬剤師87名を対象にGoogle フォームを用いたアンケートを2025年1月24日から2025年2月10日まで実施し75名から有効回答を得た(有効回答率86.2%)。2024年7月から2025年2月までに同エリア薬局を利用する心不全患者32名に対し、急性・慢性心不全診療ガイドライン(2017年改訂版)を参考に、聞き取り調査を実施し31名から回答を得た(有効回答率96.8%)。本研究はツルハホールディングス学術研究発表審議会の承認を得て実施した(承認番号:HD2026026)。
【結果】セルフケアモニタリングの重要性を理解している薬剤師の割合は、全ての項目で50%を超えていた。しかしながら2023年にセルフケアモニタリングの指導歴がある薬剤師の割合は、血圧測定52%以外の項目で50%以下であった。患者のセルフケアモニタリング実施の割合は、過労を避けること74.1%以外は50%を下回っていることが分かった。
【考察】セルフケアモニタリングに関する認識と指導実践の間には顕著な差が存在することが明らかになった。心不全治療は多数の薬剤を使用する傾向にあるため、薬剤に関する指導が優先される可能性があるためと考える。また患者の実施状況や薬剤師の指導状況の把握に時間を要することも一因であると考える。状況把握の簡便化により薬剤師の指導状況が改善できる可能性がある。
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