講演情報
[P-047-B]ステロイド外用薬の服薬指導における薬局薬剤師の認識と情報活用状況との関連
野村 美華1, 伊藤 将2, 月岡 良太2, 長谷川 佳孝2, 大石 美也2 (1.アイングループ (株)アインファーマシーズ アイン薬局 夕張市立診療所店, 2.(株)アインホールディングス)
【目的】ステロイド(CS)外用薬の服薬指導では、製品情報のみならず患者の生活背景など多面的な視点が求められる。本研究では、その実践に関連する要因として医薬品情報の活用状況に着目し、薬局薬剤師におけるCS外用薬対応の実態との関連を明らかにすることを目的とした。
【方法】2026年2月24日∼3月17日に、当社グループが北海道で運営する保険薬局20店舗の薬剤師を対象に匿名アンケートを実施した。調査項目は(1)回答者背景、(2)情報源5項目、(3)意識事項13項目とした。(2)(3)は5段階リッカート尺度(1点:当てはまらない∼5点:当てはまる)で評価し、Spearman相関係数(r)により両者の関係を検討した。本解析の有意水準は0.05とした(アイングループ医療研究倫理審査委員会承認番号:AHD-0331)。
【結果】33名から回答を得た。26名(78.8%)が2∼3日に1件以上のCS外用薬処方を応需していた。活用情報源では「医薬品メーカー資料(mean±SD , 3.8±1.0)」が高く、「論文(2.5±1.1)」は低かった。意識項目では「塗布部位の使い分け(4.7±0.5)」「年齢による使い分け(4.4±0.6)」が高く、「患者の生活リズム(3.5±1.1)」「家族のサポート状況(3.3±1.2)」は低かった。「患者の生活リズム(r=0.40, p=0.03)」「家族のサポート状況(r=0.37, p=0.03)」への意識と論文の活用に中程度の正の相関が認められた。
【考察】本研究より、因果方向を特定することはできないが、患者の生活背景への認識が高い薬局薬剤師ほど、学術論文等の詳細情報を活用する傾向が示され、患者個別の服薬指導における学術知見の必要性を認識している可能性が示唆された。医薬品メーカー資料の活用が多い背景には、入手の容易さと実践性の影響が考えられた。薬局薬剤師がより多面的なCS外用薬の服薬指導を行うためには、患者背景を包括的に捉える意識の向上と、多様な情報源へアクセスしやすい環境整備が必要と考える。
【方法】2026年2月24日∼3月17日に、当社グループが北海道で運営する保険薬局20店舗の薬剤師を対象に匿名アンケートを実施した。調査項目は(1)回答者背景、(2)情報源5項目、(3)意識事項13項目とした。(2)(3)は5段階リッカート尺度(1点:当てはまらない∼5点:当てはまる)で評価し、Spearman相関係数(r)により両者の関係を検討した。本解析の有意水準は0.05とした(アイングループ医療研究倫理審査委員会承認番号:AHD-0331)。
【結果】33名から回答を得た。26名(78.8%)が2∼3日に1件以上のCS外用薬処方を応需していた。活用情報源では「医薬品メーカー資料(mean±SD , 3.8±1.0)」が高く、「論文(2.5±1.1)」は低かった。意識項目では「塗布部位の使い分け(4.7±0.5)」「年齢による使い分け(4.4±0.6)」が高く、「患者の生活リズム(3.5±1.1)」「家族のサポート状況(3.3±1.2)」は低かった。「患者の生活リズム(r=0.40, p=0.03)」「家族のサポート状況(r=0.37, p=0.03)」への意識と論文の活用に中程度の正の相関が認められた。
【考察】本研究より、因果方向を特定することはできないが、患者の生活背景への認識が高い薬局薬剤師ほど、学術論文等の詳細情報を活用する傾向が示され、患者個別の服薬指導における学術知見の必要性を認識している可能性が示唆された。医薬品メーカー資料の活用が多い背景には、入手の容易さと実践性の影響が考えられた。薬局薬剤師がより多面的なCS外用薬の服薬指導を行うためには、患者背景を包括的に捉える意識の向上と、多様な情報源へアクセスしやすい環境整備が必要と考える。
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