講演情報

[P-049-A]出生順位から見た小児患者の保護者における服薬不安の分析

井尻 聖1, 伊藤 将2, 月岡 良太2, 長谷川 佳孝2, 大石 美也2 (1.アイングループ (株)アイン中央 アイン薬局 いわき植田店, 2.(株)アインホールディングス)
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【目的】小児への服薬指導において、保護者の与薬に対する不安(以下、服薬不安)の把握は薬局薬剤師の重要な役割である。当社グループが過去に実施した研究では、出生順位により保護者が感じる不安に相違がある可能性が示されたが、総合的な服薬不安との関連を定量的に検討した報告はない。そこで本研究では、これらの傾向を評価し、薬局薬剤師の支援の在り方を検討した。
【方法】株式会社アイン中央が運営する保険薬局に来局した小児患者の保護者を対象に匿名アンケート調査を実施した(調査期間:2026年2月16日~3月17日)。総合的な服薬不安および個別10項目の不安について、7件法(1:全く不安がない~7:非常に不安がある)で評価した。CS分析を用いて、総合的な不安とのPearson相関係数を各項目の関連度、各項目の平均値を不安度として算出した。さらに対象者を第一子群と第二子以降群に分類し、関連度および不安度をそれぞれ偏差値化した。両指標ともに偏差値50以上を満たす項目を「優先課題項目」とした(アイングループ医療研究倫理審査委員会承認番号:AHD-0324)。
【結果】27名より回答を得た(第一子:14名、第二子以降:13名)。総合的な不安の平均値(標準偏差)は第一子2.6(1.3)、第二子以降2.9(1.1)であった。CS分析より、両群共通の「優先課題項目」として「薬によるアレルギーや副作用」「飲み合わせ」が抽出された。一方、第一子群では「薬の効果」、第二子以降群では「情報が正しいか」「服用タイミング」が「優先課題項目」として抽出された。
【考察】第一子の保護者では、初めて使用する薬の効果に対して不安を感じやすく、第二子以降の保護者では、過去の経験を踏まえて情報の正確性や服用方法への関心が高まる可能性が考えられた。本知見も踏まえ、薬局薬剤師は出生順位による不安傾向の違いを考慮した服薬支援を行うことが重要と考える。

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