講演情報
[P-051-C]SGLT2阻害薬導入時におけるRMP資材使用記録と共通リスク説明記録の関連
高橋 紀光1, 島 優馬2, 齋藤 祥生3, 久嶋 真紀子3, 水谷 哲子4, 丸田 勇樹5 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局 新栄店, 2.日立店, 3.東苗穂店, 4.茶園場町店, 5.日立店・国際医療福祉大学)
【目的】SGLT2阻害薬は糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病(CKD)など複数の病態で使用される。脱水・体液量減少および尿路・性器感染症は服用目的を問わず注意を要する共通リスクであるが、RMP資材の使用記録と薬剤服用歴管理記録(薬歴)上の説明記録との関連は十分に明らかでない。本研究では、SGLT2阻害薬導入患者におけるRMP資材使用記録と共通リスク説明記録との関連を検討した。
【方法】2023年6月1日~2025年5月31日に協力薬局4店舗でSGLT2阻害薬が初回導入された344例を対象に、初回調剤日から90日以内の薬歴を後方視的に調査した。RMP資材使用記録は特定薬剤管理指導加算3(イ)の算定記録で判定し、算定ありを記録あり群、算定なしを記録なし群とした。主要評価項目は、脱水・体液量減少または尿路・性器感染症に関する説明記録の有無とした。群間比較にFisherの正確確率検定、処方目的調整にロジスティック回帰分析を用いた。解析はEZR ver.1.70 を用い有意水準を5 %とした。本研究は茨城県薬剤師会倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】RMP資材記録あり群は75例、記録なし群は269例であった。共通リスク説明記録は、記録あり群69例(92.0%)、記録なし群201例(74.7%)で、記録あり群で有意に多かった(p<0.01)。糖尿病、慢性心不全、CKDの各処方目的を調整後も、RMP資材使用記録は共通リスク説明記録と関連した(OR 3.90、95%CI 1.62-9.41、p<0.01)。
【考察】RMP資材使用記録がある症例では、共通リスクの説明記録が多かった。RMP資材の活用は薬歴上の説明記録の充実と関連する可能性がある。一方、本研究は薬歴および算定記録に基づくため、実際の説明内容や資材使用状況を直接確認できない。今後は、説明記録だけでなく患者理解への影響も評価し、安全使用説明の質向上につなげる必要がある。
【方法】2023年6月1日~2025年5月31日に協力薬局4店舗でSGLT2阻害薬が初回導入された344例を対象に、初回調剤日から90日以内の薬歴を後方視的に調査した。RMP資材使用記録は特定薬剤管理指導加算3(イ)の算定記録で判定し、算定ありを記録あり群、算定なしを記録なし群とした。主要評価項目は、脱水・体液量減少または尿路・性器感染症に関する説明記録の有無とした。群間比較にFisherの正確確率検定、処方目的調整にロジスティック回帰分析を用いた。解析はEZR ver.1.70 を用い有意水準を5 %とした。本研究は茨城県薬剤師会倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】RMP資材記録あり群は75例、記録なし群は269例であった。共通リスク説明記録は、記録あり群69例(92.0%)、記録なし群201例(74.7%)で、記録あり群で有意に多かった(p<0.01)。糖尿病、慢性心不全、CKDの各処方目的を調整後も、RMP資材使用記録は共通リスク説明記録と関連した(OR 3.90、95%CI 1.62-9.41、p<0.01)。
【考察】RMP資材使用記録がある症例では、共通リスクの説明記録が多かった。RMP資材の活用は薬歴上の説明記録の充実と関連する可能性がある。一方、本研究は薬歴および算定記録に基づくため、実際の説明内容や資材使用状況を直接確認できない。今後は、説明記録だけでなく患者理解への影響も評価し、安全使用説明の質向上につなげる必要がある。
コメント
コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン
