講演情報
[P-052-A]ハイリスク薬服用患者からの情報収集を目的とした聞き取り調査シートの有用性評価
宮崎 祐樹1, 福島 有生2, 峰 篤司3, 高原 亮介3 (1.総合メディカル(株)そうごう薬局 次郎丸店, 2.紀の川粉河店, 3.総合メディカル(株))
【目的】特定薬剤管理指導加算1の対象薬(以下、ハイリスク薬)を服用している高齢者の薬物治療では、薬剤師の積極的な介入が求められているが、十分な情報収集ができていないため医師への情報提供や処方提案に至ることは少ない。そこで、薬剤師の情報収集に必要な項目をまとめた聞き取り調査シート(以下、シート)を作成し、患者応対時に用いる取り組みを行った。本研究では、薬剤師の情報収集と情報提供において取り組みが有用であったかを評価したので報告する。
【方法】和歌山・奈良地区のそうごう薬局10薬局において、65歳以上かつ3ヶ月以上ハイリスク薬を服用している患者を対象とした。2024年10月から12月(シートなし)、2025年1月から3月(シートあり)の患者において、両期間のハイリスク薬に関する疑義照会、トレーシングレポート(以下、TR)の件数を比較調査した。また、取り組み実施薬局に所属する薬剤師29名を対象にシートの有用性に関するアンケート調査を実施した。
【結果】各期間の65歳以上の来局患者数は、取り組み前9067名、取り組み後9032名だった。取り組み前後の情報提供の件数は、疑義照会が25件→39件、TRが16件→26件だった。そのうち取り組み期間中にシートを用いたのは、疑義照会4件、TR11件だった。薬剤師に対するアンケートは、21名(72%)が情報収集に役立った、18名(62%)が情報提供の意識が高まった、12名(41%)が薬学的判断がしやすくなった、10名(35%)が情報提供しやすくなったと回答した。
【考察】取り組みにより、シートを用いた情報提供を行うことができた。アンケートより、情報収集が行いやすくなり意識向上につながったことが疑義照会およびTR件数の増加の一因であると考えられる。一方で、薬学的判断の補助や情報提供のしやすさに繋がった薬剤師は半数を下回り課題が見えた。
【方法】和歌山・奈良地区のそうごう薬局10薬局において、65歳以上かつ3ヶ月以上ハイリスク薬を服用している患者を対象とした。2024年10月から12月(シートなし)、2025年1月から3月(シートあり)の患者において、両期間のハイリスク薬に関する疑義照会、トレーシングレポート(以下、TR)の件数を比較調査した。また、取り組み実施薬局に所属する薬剤師29名を対象にシートの有用性に関するアンケート調査を実施した。
【結果】各期間の65歳以上の来局患者数は、取り組み前9067名、取り組み後9032名だった。取り組み前後の情報提供の件数は、疑義照会が25件→39件、TRが16件→26件だった。そのうち取り組み期間中にシートを用いたのは、疑義照会4件、TR11件だった。薬剤師に対するアンケートは、21名(72%)が情報収集に役立った、18名(62%)が情報提供の意識が高まった、12名(41%)が薬学的判断がしやすくなった、10名(35%)が情報提供しやすくなったと回答した。
【考察】取り組みにより、シートを用いた情報提供を行うことができた。アンケートより、情報収集が行いやすくなり意識向上につながったことが疑義照会およびTR件数の増加の一因であると考えられる。一方で、薬学的判断の補助や情報提供のしやすさに繋がった薬剤師は半数を下回り課題が見えた。
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