講演情報
[P-053-B]イメグリミンとメトホルミン併用による消化器系副作用の発生リスク因子と治療継続への影響
金田 大輝1, 品田 昌司2, 木村 龍士3, 松谷 定4, 伊藤 智代5, 中村 文哉5, 阿部 真也5, 佐々木 愛6, 野村 和彦6 (1.(株)ツルハ 調剤薬局ツルハドラッグ村上荒川店, 2.燕吉田店, 3.新潟亀田店, 4.尼崎武庫元町店, 5.薬事教育部, 6.(株)ツルハホールディングス)
【目的】イメグリミン(IME)とメトホルミン(MET)の同時内服により消化器系副作用が発現しやすいことが報告されている。実臨床においてもしばしば経験するが、消化器系副作用の発現後の継続状況や発現しやすい要因の有無については十分な情報がないのが現状である。そこで本研究では、IMEとMETの併用による消化器系副作用発現のリスク因子と発現後の治療継続への影響について調査した。
【方法】2021年9月16日~2025年8月19日にツルハの東北・新潟地区86店舗においてIMEとMETが併用で処方された患者を対象とし、年齢、性別、身長、体重、併用薬、体質、飲酒・喫煙習慣、用量、副作用症状の有無およびその経過について電子薬歴を用いて後方視的に調査した。JMP18.0.1を用いてWilcoxonの順位和検定、Fisherの正確検定、ロジスティック回帰分析を行い、有意水準を5%とした。
【結果】解析対象185例中26例(14.1%)に消化器系副作用(悪心15例、下痢9例、便秘1例など)が発現していた。副作用発現後の経過は、継続6例(23%)、減量6例 (23%)、中止13例(50%)、不明1例であった。下痢しやすい体質の人は消化器系副作用が出やすい傾向があった(OR=5.52 (95%CI:1.08-28.25))。
【考察】本研究での併用による消化器系副作用発現率(14.1%)は添付文書(41%)より低く、副作用の一過性や実臨床における収集方法の違いにより潜在化している可能性があると考える。消化器系副作用と下痢しやすい体質との関連が示唆されたが、これは薬剤の影響のみならず、元々の体質に起因する可能性も否定できない。消化器系副作用が発現した半数が中止になった結果から、IMEとMETの併用時にはフォローアップなど副作用を早期発見できる体制を整えていくことが望まれる。また、消化器系副作用の発現群ではHbA1cの改善度が大きかったとの報告も存在することから、自己中断を防ぐために相談できる体制や関係性を構築していくことが重要であると考える。
【方法】2021年9月16日~2025年8月19日にツルハの東北・新潟地区86店舗においてIMEとMETが併用で処方された患者を対象とし、年齢、性別、身長、体重、併用薬、体質、飲酒・喫煙習慣、用量、副作用症状の有無およびその経過について電子薬歴を用いて後方視的に調査した。JMP18.0.1を用いてWilcoxonの順位和検定、Fisherの正確検定、ロジスティック回帰分析を行い、有意水準を5%とした。
【結果】解析対象185例中26例(14.1%)に消化器系副作用(悪心15例、下痢9例、便秘1例など)が発現していた。副作用発現後の経過は、継続6例(23%)、減量6例 (23%)、中止13例(50%)、不明1例であった。下痢しやすい体質の人は消化器系副作用が出やすい傾向があった(OR=5.52 (95%CI:1.08-28.25))。
【考察】本研究での併用による消化器系副作用発現率(14.1%)は添付文書(41%)より低く、副作用の一過性や実臨床における収集方法の違いにより潜在化している可能性があると考える。消化器系副作用と下痢しやすい体質との関連が示唆されたが、これは薬剤の影響のみならず、元々の体質に起因する可能性も否定できない。消化器系副作用が発現した半数が中止になった結果から、IMEとMETの併用時にはフォローアップなど副作用を早期発見できる体制を整えていくことが望まれる。また、消化器系副作用の発現群ではHbA1cの改善度が大きかったとの報告も存在することから、自己中断を防ぐために相談できる体制や関係性を構築していくことが重要であると考える。
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