講演情報
[P-057-C]受付種別にみた服薬指導の理想とする時間と実際の時間の差に関する検証
安田 博貴1, 亀岡 貴哉1, 岸田 充生2 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局麻溝台店, 2.南関東支店)
【背景】薬局薬剤師は服薬指導を含む対人業務に加え、調剤や薬歴記載等の業務を並行して行っており、服薬指導に充てられる時間は限られている。服薬指導の質の担保には適切な時間が必要であるが、薬剤師が理想と考える服薬指導時間(理想時間)と実際に確保できている時間(実時間)の差については十分に検証されていない。
【目的】受付種別ごとの理想時間と実時間の差を明らかにし、服薬指導時間配分上の課題を検討する。
【方法】株式会社フロンティア南関東支店に勤務する薬剤師を対象に無記名Webアンケート調査を実施した。受付種別を、新規患者、前回から処方内容に変更のある継続患者(処変患者)、前回と同一処方の継続患者(Do患者)の3区分とし、それぞれの理想時間と実時間を調査した。各区分における両者の差を算出し、理想時間と実時間の比較には対応のあるt検定を用いた。
【結果】対象者40名中38名から回答を得た。理想時間と実時間の平均値は、新規患者で7.8分と6.7分、処変患者で7.2分と5.7分、Do患者で3.5分と3.2分であった。両者の差はそれぞれ1.1分、1.5分、0.3分であり、処変患者で最も大きかった。対応のあるt検定では処変患者のみ有意差を認めた(p=0.005)が、新規患者(p=0.099)およびDo患者(p=0.128)では有意差を認めなかった。
【考察】理想時間と実時間の差は受付種別により異なり、特に処変患者で大きい傾向が認められた。処変患者では処方変更に伴い説明事項が増加するため、理想時間と実時間の乖離が大きくなる可能性が示唆された。一方、新規患者およびDo患者では乖離が比較的小さく、理想時間と実時間が概ね一致している可能性が示された。本研究における理想時間は薬剤師の主観的評価であり、服薬指導の質を担保する適切な時間を示すものではない。また、本研究では薬剤特性や処方内容による影響を考慮しておらず、今後の検討課題である。
【目的】受付種別ごとの理想時間と実時間の差を明らかにし、服薬指導時間配分上の課題を検討する。
【方法】株式会社フロンティア南関東支店に勤務する薬剤師を対象に無記名Webアンケート調査を実施した。受付種別を、新規患者、前回から処方内容に変更のある継続患者(処変患者)、前回と同一処方の継続患者(Do患者)の3区分とし、それぞれの理想時間と実時間を調査した。各区分における両者の差を算出し、理想時間と実時間の比較には対応のあるt検定を用いた。
【結果】対象者40名中38名から回答を得た。理想時間と実時間の平均値は、新規患者で7.8分と6.7分、処変患者で7.2分と5.7分、Do患者で3.5分と3.2分であった。両者の差はそれぞれ1.1分、1.5分、0.3分であり、処変患者で最も大きかった。対応のあるt検定では処変患者のみ有意差を認めた(p=0.005)が、新規患者(p=0.099)およびDo患者(p=0.128)では有意差を認めなかった。
【考察】理想時間と実時間の差は受付種別により異なり、特に処変患者で大きい傾向が認められた。処変患者では処方変更に伴い説明事項が増加するため、理想時間と実時間の乖離が大きくなる可能性が示唆された。一方、新規患者およびDo患者では乖離が比較的小さく、理想時間と実時間が概ね一致している可能性が示された。本研究における理想時間は薬剤師の主観的評価であり、服薬指導の質を担保する適切な時間を示すものではない。また、本研究では薬剤特性や処方内容による影響を考慮しておらず、今後の検討課題である。
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