講演情報

[P-061-A]エスワンタイホウ®配合OD錠服用開始後の胸腺がん患者に対する副作用の早期発見と医療機関との連携の一例

門屋 宜伸1, 佐藤 裕介2 (1.(株)なの花西日本 なの花薬局梅本店, 2.セトピア店)
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【目的】従来のがん化学療法において、昨今では分子標的薬、免疫チェックポイント阻害薬等、治療の幅が広がり、これらの併用療法を外来で通院治療する患者が増加している。こういった背景から、自宅で副作用が起き、発見が遅れ、重大な副作用につながるケースがあり、薬局薬剤師のフォローは重要視されてきている。
【方法】かかりつけ薬剤師としてフォローしている胸腺がんで治療中の患者がおり、副作用の事を気にされている様子で、初回投与であり、副作用の随時確認が必要と考えた。服用開始後1週間程度で吐き気、1から2週間で食欲不振や口内炎等が出やすいとされているため、d7およびd10に電話にてフォローを行った。
【結果】エスワンタイホウ®配合OD錠80mg/dにて服用開始。d7では吐き気や食欲不振の副作用の訴え(Grade1)があり、生活には支障はないとの事だったが、d10では吐き気が続いている様子(Grade2)であった。メトクロプラミドは頓服処方であまり服用されていない様子であったため、1日3回まで服用可能である事をお伝えし、トレーシングレポートにて情報提供とメトクロプラミド1日3回の処方を提案し、患者にも医療機関への相談を勧めた。その結果、エスワンタイホウ®配合OD錠は中止の指示があり、メトクロプラミド1日3回服用にて対処する事となった。2週間休薬延長後、50mg/dに一段階減量して再開となった。
【考察】薬剤師が電話フォローにより経過を確認し、医師へ情報提供を行う事で、副作用の早期発見に繋がり副作用の重症化を防ぐ事ができた。特にがん化学療法開始後1から2週間程度は吐き気などの消化器症状の副作用発現に注意が必要であり、薬局薬剤師による電話フォローが重要であり、医療機関との連携の充実が必要と考えられる。

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