講演情報

[P-066-C]CapeOX療法施行中の大腸がん患者に対し、フォローアップと病薬連携で治療継続に寄与できた一症例

児玉 歩奈美1, 金原 健太2 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局 堅田駅前店, 2.大阪支店)
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【目的】薬局薬剤師は患者に対し適切な服薬指導とフォローアップ(FU)を行い、病院と情報共有することで質の高い医療提供に貢献することが期待されている。今回、カペシタビン(Cape)・オキサリプラチン(OX)併用療法(CapeOX)施行中の患者へFUや情報提供書(TR)による病院との連携により副作用の早期対応、治療継続に寄与できた事例について報告する。
【症例】40代女性、片側顔面痙攣の既往歴のある患者。大腸がんの術後補助療法としてCapeOXを開始、2クール目より来局。1クールD1から1週間程度左目に一過性の視野狭窄があったが本人の判断で経過観察していた。2クールD1も点滴後より同様の症状が現れ、D8のFUにてD6まで症状継続と聴取、OXによる末梢神経障害の可能性を考えTRで病院に報告した。D15、医師から患者へ改めて聴取し眼科受診した結果、末梢神経障害の可能性があるため3クールはOX 80%に減量し実施予定と返答を得た。3クールD1、好中球数減少のためCape単独となり、D7のFUにて視野狭窄なしと聴取、TRで報告した。4クールD1、OX 80%減量で再開となったがD8のFUにてD1~D5で視野狭窄ありと聴取。TRにて報告したところ5クール目はOX 60%に減量し実施予定と返答を得た。5クールD1、OX 60%に減量し実施。D8のFUにて視野狭窄なしと聴取、TRで報告した。その後OX 60%減量の6~8クール目で視野狭窄の出現はなく治療を完遂できた。
【考察】本症例では、TRにより病院と患者情報を共有しながら治療方針を検討できたことは、病薬連携の有用な事例であると考える。さらに、減量後の副作用発現状況を継続的に確認し情報共有したことが、最終的に治療完遂に寄与したと考える。今後も副作用の早期発見と適切な情報共有を通じて、病薬連携のさらなる充実に努める必要がある。

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