講演情報
[P-069-C]若年悪性神経膠腫患者に対するかかりつけ薬剤師の継続的介入の一例
亀岡 貴哉1, 岸田 充生2 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局麻溝台店, 2.南関東支店)
【目的】進行性かつ予後不良である悪性神経膠腫を有する若年患者に対し、かかりつけ薬剤師が患者および家族へ継続的に関与し、服薬支援、有害事象対応および治療選択支援を行った一例を報告する。
【症例】16歳女性。悪性神経膠腫に対しテモゾロミド等による治療が開始された。治療開始時(Day1)より治療への不安や錠剤服用への抵抗感が認められたため介入を開始した。
【結果】患者本人にラモセトロン塩酸塩OD錠服用時の嘔吐反射による服薬拒否を認めたため、TRにてグラニセトロンゼリーへの変更を提案(Day13)し採択されたことで服薬が可能となった(Day15)。治療経過中、保険外診療であるイマチニブ錠について患者家族より相談を受けた。薬剤費、期待される効果、有害事象および保険診療と自由診療の違いについて説明し、治療選択に必要な情報提供と相談対応を実施した。Day98、105、112に継続して対応した結果、患者および家族は治療内容や有害事象への理解を深め、不安軽減につながり、治療内容を理解した上でイマチニブ導入に至った。さらに、イマチニブ開始後に悪心を認めたため(Day139)、TRにてメトクロプラミド錠5mgを提案し採択され(Day146)、症状改善を認めた。その後病状は進行し永眠されたが、終末期まで関与を継続した。
【考察】本症例では、かかりつけ薬剤師が患者本人の服薬上の問題を継続的に把握し、TRを活用した処方提案を行うことで服薬支援および有害事象対策に寄与した。また、患者および家族へ継続的な情報提供と相談対応を行うことで、不安軽減および治療に対する理解の促進につながり、納得した治療選択を支援することができた。若年悪性神経膠腫患者では家族も治療選択や治療継続に深く関与するため、かかりつけ薬剤師による継続的な関与は患者・家族双方を支える上で重要であることが示唆された。特に治療選択において家族の役割が大きい若年患者では、その意義は大きいと考えられた。
【症例】16歳女性。悪性神経膠腫に対しテモゾロミド等による治療が開始された。治療開始時(Day1)より治療への不安や錠剤服用への抵抗感が認められたため介入を開始した。
【結果】患者本人にラモセトロン塩酸塩OD錠服用時の嘔吐反射による服薬拒否を認めたため、TRにてグラニセトロンゼリーへの変更を提案(Day13)し採択されたことで服薬が可能となった(Day15)。治療経過中、保険外診療であるイマチニブ錠について患者家族より相談を受けた。薬剤費、期待される効果、有害事象および保険診療と自由診療の違いについて説明し、治療選択に必要な情報提供と相談対応を実施した。Day98、105、112に継続して対応した結果、患者および家族は治療内容や有害事象への理解を深め、不安軽減につながり、治療内容を理解した上でイマチニブ導入に至った。さらに、イマチニブ開始後に悪心を認めたため(Day139)、TRにてメトクロプラミド錠5mgを提案し採択され(Day146)、症状改善を認めた。その後病状は進行し永眠されたが、終末期まで関与を継続した。
【考察】本症例では、かかりつけ薬剤師が患者本人の服薬上の問題を継続的に把握し、TRを活用した処方提案を行うことで服薬支援および有害事象対策に寄与した。また、患者および家族へ継続的な情報提供と相談対応を行うことで、不安軽減および治療に対する理解の促進につながり、納得した治療選択を支援することができた。若年悪性神経膠腫患者では家族も治療選択や治療継続に深く関与するため、かかりつけ薬剤師による継続的な関与は患者・家族双方を支える上で重要であることが示唆された。特に治療選択において家族の役割が大きい若年患者では、その意義は大きいと考えられた。
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