講演情報

[P-070-A]パニツムマブ単剤療法施行患者の治療継続に貢献した1例

原田 真美1, 亀岡 貴哉1, 白井 里奈1, 岸田 充生2 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局麻溝台店, 2.南関東支店)
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【目的】基幹病院との地域連携が進み治療情報提供書を介した薬薬連携が強化されたことをきっかけに、病院薬剤部が作成した提供書に基づき電話フォロー(TF)を実施し服薬支援を行う事でパニツムマブ(P-mab)単剤療法の治療継続に寄与した症例を経験したので報告する。
【症例】 70代男性、直腸癌ステージ4でP-mab単剤療法が開始された患者(Day1)Day6TFで皮膚障害G1口内炎G1を認め保湿・外用剤の使い分け及び口腔内清潔維持・刺激物摂取を控える様指導しトレーシングレポート(TR)にて報告した。Day14来局時、皮膚障害改善、爪囲炎G1を確認した為保湿継続を指導し、Day21TFで口内炎の改善なくTRでアズレンスルホン酸Na製剤等の処方を提案した。Day35来局時、口腔用軟膏・含嗽用液が追加されたが、顔・首・頭に皮疹G1の発現があり、外用塗布を再指導し、Day42TFで口内炎と皮疹改善を確認した。Day49来局時、皮膚障害改善の為クラリスロマイシン(CAM)が中止となったが、Day56TFで爪の割れと痛みG1と頭部皮疹G1を聴取した為TRでCAM再開を提案した。Day63来局時、CAMが再開され深爪に対しスクエアカットを指導した。Day77来局時、爪囲炎の改善を確認した。Day119来局時、頭部掻痒・顔の皮疹増悪G2の為CAMよりミノマイシン(MINO)へ変更となったが、Day126TFで眩暈発現と悪心G2を確認しTRでCAMへ処方変更の提案をした。Day133来局時、MINOよりCAMへ変更され、Day140TFで眩暈・悪心・皮疹改善を確認した。その後Day462の緩和治療に移行されるまでP-mab単剤療法を継続できた。
【考察】本症例は、薬薬連携の強化から薬局薬剤師の継続的な患者フォローアップによる治療状況や副作用の経過を共有できたことが治療中断を回避できた要因になったと考える。

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