講演情報
[P-079-A]SGLT2阻害薬服用患者における患者向け資材受け取り認識と脱水・体液量減少認知の関連
齋藤 祥生1, 島 優馬2, 高橋 紀光3, 久嶋 真紀子1, 水谷 哲子4, 丸太 勇樹2,5 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局 東苗穂店, 2.日立店, 3.新栄店, 4.茶園場町店, 5.国際医療福祉大学大学院薬学研究科)
【目的】SGLT2阻害薬は糖尿病、慢性心不全、慢性腎臓病など複数の病態で使用される。脱水・体液量減少は服用目的を問わず注意を要する共通リスクであるが、患者向け資材を受け取ったという認識とリスク認知との関連は十分に明らかでない。本研究では、SGLT2阻害薬服用患者における患者向け資材の受け取り認識と、脱水・体液量減少に関する認知との関連を検討した。
【方法】2025年5月に協力薬局4施設でSGLT2阻害薬服用患者を対象にアンケート調査を行った。資材受け取り認識は、自己申告で「はい」と回答した者を認識あり群、「いいえ」「わからない/覚えていない」と回答した者を認識なし群とした。主要評価項目は、脱水・体液量減少について「知っている」と回答した割合とし、「知っている」を認知あり、それ以外を認知なしとして二値化した。群間比較にFisherの正確確率検定、服用目的調整にロジスティック回帰分析を用いた。解析はEZR ver.1.70 を用い有意水準を5 %とした。本研究は茨城県薬剤師会倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】回答95例のうち、認識あり群45例、認識なし群50例であった。脱水・体液量減少を「知っている」と回答した割合は、認識あり群25例(55.6%)、認識なし群13例(26.0%)で、認識あり群で有意に高かった(p<0.01)。服用目的調整後も、資材受け取り認識は認知ありと関連した(OR 3.39、95%CI 1.33ー8.69、p=0.01)。
【考察】資材受け取り認識がある患者では、脱水・体液量減少に関する認知割合が高かった。患者向け資材は共通リスク認知と関連する可能性がある。一方、本研究は自己申告に基づく横断調査であり、実際の資材交付や説明内容は確認していない。資材提供後は、脱水・体液量減少の認知を確認し、服用目的や経過に応じて他の副作用も補足説明する必要がある。
【方法】2025年5月に協力薬局4施設でSGLT2阻害薬服用患者を対象にアンケート調査を行った。資材受け取り認識は、自己申告で「はい」と回答した者を認識あり群、「いいえ」「わからない/覚えていない」と回答した者を認識なし群とした。主要評価項目は、脱水・体液量減少について「知っている」と回答した割合とし、「知っている」を認知あり、それ以外を認知なしとして二値化した。群間比較にFisherの正確確率検定、服用目的調整にロジスティック回帰分析を用いた。解析はEZR ver.1.70 を用い有意水準を5 %とした。本研究は茨城県薬剤師会倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】回答95例のうち、認識あり群45例、認識なし群50例であった。脱水・体液量減少を「知っている」と回答した割合は、認識あり群25例(55.6%)、認識なし群13例(26.0%)で、認識あり群で有意に高かった(p<0.01)。服用目的調整後も、資材受け取り認識は認知ありと関連した(OR 3.39、95%CI 1.33ー8.69、p=0.01)。
【考察】資材受け取り認識がある患者では、脱水・体液量減少に関する認知割合が高かった。患者向け資材は共通リスク認知と関連する可能性がある。一方、本研究は自己申告に基づく横断調査であり、実際の資材交付や説明内容は確認していない。資材提供後は、脱水・体液量減少の認知を確認し、服用目的や経過に応じて他の副作用も補足説明する必要がある。
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