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[P-081-C]調剤レセプトデータおよび医薬品副作用データベースを用いたエドキサバンの処方実態と有害事象発現傾向の検討

中村 美咲1, 前田 守2, 伊藤 将2, 月岡 良太2, 長谷川 佳孝2, 大石 美也2 (1.アイングループ (株)アインファーマシーズ アイン薬局 野市店, 2.(株)アインホールディングス)
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【目的】エドキサバン(EDO)は腎排泄型のため、腎機能低下が予想される高齢患者では用量超過や有害事象の発現が懸念される。本研究では、EDOの処方実態と医薬品副作用データベース(JADER)を用いた有害事象の発現傾向を解析し、薬局薬剤師の果たすべき役割を考察した。
【方法】厚生労働省「令和5年国民健康・栄養調査」のデータから推定クレアチニンクリアランス(Ccr、Cockcroft-Gault式)を、添付文書からEDOの推奨量をそれぞれ算出した。当社グループ保険薬局1,096店舗の匿名加工済みレセプトデータ(対象期間:2024年4月~2025年3月)より、全EDO処方箋数に対して推奨量を超過した処方箋数の割合(推定超過率)を算出した。また、JADER(2004年4月~2025年3月)を用い、EDOが被疑薬として報告された各有害事象のCKDなしに対するCKDありの相対オッズ比(rROR)を求め、95%信頼区間(CI)下限>1をCKDあり、95%CI上限<1をCKDなしに特徴的な有害事象と判定した(アイングループ医療研究倫理審査委員会承認番号:AHD-0332)。
【結果】レセプトデータより、推定超過率は80~84歳男性(16.3%)が最多で、85~89歳男性(6.1%)、80~84歳女性(4.0%)が続いた。JADERより、貧血(rROR 1.6、95%CI 1.1-2.3)、出血性膀胱炎(15.8、3.9-64.0)、血尿(2.9、1.3-6.3)、皮下出血(3.7、1.4-9.6)等8種はCKDあり、脳出血(0.4、0.2-0.8)、視床出血(0.3、0.1-0.9)はCKDなしに特徴的な有害事象と判定した。
【考察】厚生労働省の公示データに基づく推定Ccr及びJADERを用いた解析のため可能性の示唆にとどまるが、加齢に伴う腎機能低下により、80~89歳でEDOの処方量が推奨量を超過する傾向が認められた。腎機能低下を呈する高齢者ではCKDを合併している可能性があることから、薬局薬剤師は高齢服用者に対して貧血および幅広い出血性有害事象を注意するとともに、腎機能確認と必要に応じて用量適正化への介入を行うことが必要と考えられる。

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