講演情報
[P-090-C]お薬手帳持参患者に対するマイナ保険証から得られる新規情報に関する調査
下郷 まゆ1, 服部 翔2, 小竹 武3 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局 堅田駅前店, 2.大阪支店, 3.神戸薬科大学)
【目的】2023年4月より保険医療機関でオンライン資格確認システム(オン資)の導入が原則義務化され、従来はお薬手帳の持参などに依存し情報の正確な把握が困難であった薬剤情報を患者の同意のもと取得することが可能となった。本研究ではお薬手帳とオン資による薬剤情報を比較し、オン資の有用性を検討することを目的とした。
【方法】調査期間内(2025年9月1日~9月6日)にフロンティア大阪支店7店舗へ来局した患者について、レセプト件数、マイナ保険証利用者数、オン資での情報取得に同意した件数、お薬手帳の持参件数、オンライン資格確認システムおよびお薬手帳から得られた薬品情報件数を収集した。
【結果】調査期間中のレセプト件数は1,792件であった。お薬手帳持参件数は1,350件(75.3%)、マイナ保険証利用件数は1,068件(59.6%)で、マイナ保険証利用者のうちお薬手帳を持参した患者の件数は842件(78.8%)であった。そのうちお薬手帳には薬品情報の記載がなく、オン資のみから薬品情報を取得できた事例は107件(12.7%)であった。これらのうち新規情報は66件、既存情報は41件であり、新規情報のうち院内での注射剤・点滴に関するものが18件(27.3%)、点眼薬や軟膏などの外用薬に関するものが16件(24.2%)、風邪などの急性疾患に関するものが11件(16.7%)、歯科からの院内処方が3件(4.5%)であった。
【考察】新規情報として多くを占めていたのは院内で使用される注射剤や点滴、外用薬、急性疾患の処方であった。従来のようにお薬手帳の情報だけに依存していた場合、こうした薬品情報は把握できない可能性が高く、薬剤師の適切な服薬指導や重複投薬防止に影響を及ぼす恐れがある。よって、オン資の活用は情報の補完だけでなく薬物治療の質向上に大きく貢献すると考えられる。
【方法】調査期間内(2025年9月1日~9月6日)にフロンティア大阪支店7店舗へ来局した患者について、レセプト件数、マイナ保険証利用者数、オン資での情報取得に同意した件数、お薬手帳の持参件数、オンライン資格確認システムおよびお薬手帳から得られた薬品情報件数を収集した。
【結果】調査期間中のレセプト件数は1,792件であった。お薬手帳持参件数は1,350件(75.3%)、マイナ保険証利用件数は1,068件(59.6%)で、マイナ保険証利用者のうちお薬手帳を持参した患者の件数は842件(78.8%)であった。そのうちお薬手帳には薬品情報の記載がなく、オン資のみから薬品情報を取得できた事例は107件(12.7%)であった。これらのうち新規情報は66件、既存情報は41件であり、新規情報のうち院内での注射剤・点滴に関するものが18件(27.3%)、点眼薬や軟膏などの外用薬に関するものが16件(24.2%)、風邪などの急性疾患に関するものが11件(16.7%)、歯科からの院内処方が3件(4.5%)であった。
【考察】新規情報として多くを占めていたのは院内で使用される注射剤や点滴、外用薬、急性疾患の処方であった。従来のようにお薬手帳の情報だけに依存していた場合、こうした薬品情報は把握できない可能性が高く、薬剤師の適切な服薬指導や重複投薬防止に影響を及ぼす恐れがある。よって、オン資の活用は情報の補完だけでなく薬物治療の質向上に大きく貢献すると考えられる。
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