講演情報
[P-096-C]電子お薬手帳の普及実態と阻害要因の検討
梅澤 健杜 (アポクリート(株) アイランド薬局みかん山店)
【目的】 近年のスマートフォン普及に伴い、薬局業界においても電子お薬手帳の導入が進んでいる。しかし実際の普及率は限定的であり、十分に浸透しているとは言い難い。本研究では来局患者を対象にアンケートを実施し、電子お薬手帳の認知状況および普及の阻害要因を明らかにすることを目的とした。
【方法】 2025年10月15日~同年12月27日にアイランド薬局みかん山店へ来局した患者を対象に自記式アンケートを実施した。収集項目は年代、性別、お薬手帳の利用形態、電子お薬手帳の認知、利用しない理由などとした。
【結果】 340名から回答を得た。お薬手帳の利用形態は、「紙のみ」84%、「電子お薬手帳のみ」3%、「紙と電子両方」3%、「どちらも使っていない」8%であった。年代別の電子お薬手帳利用率は40代が15%で最も高く、次いで30代13%、60代9%、50代9%であった。電子お薬手帳の存在を知らなかった者は全体の65%を占めた。電子お薬手帳を利用しない理由(複数回答)としては「紙の方が見やすい」「操作方法がわからない」「面倒」「メリットがよく分からない」の順に多く選ばれた。
【考察】 調査結果から電子お薬手帳の周知が不十分であり、認知不足が普及の主要な阻害要因のひとつであると考えられる。加えて「見やすさ」や「操作性」に関する不満が利用しない理由となっており、ユーザー・インターフェースの簡素化が求められる。個人ごとに求める機能やリソースが異なることから、ユーザーごとにカスタマイズ可能な設計や利用支援(導入時の説明、操作支援)が有用であると考えられる。また、利用価値が十分に理解されていないことも明らかになり、単なる周知だけではなく、具体的な利点や活用例を示すなどの情報発信が求められる。
【方法】 2025年10月15日~同年12月27日にアイランド薬局みかん山店へ来局した患者を対象に自記式アンケートを実施した。収集項目は年代、性別、お薬手帳の利用形態、電子お薬手帳の認知、利用しない理由などとした。
【結果】 340名から回答を得た。お薬手帳の利用形態は、「紙のみ」84%、「電子お薬手帳のみ」3%、「紙と電子両方」3%、「どちらも使っていない」8%であった。年代別の電子お薬手帳利用率は40代が15%で最も高く、次いで30代13%、60代9%、50代9%であった。電子お薬手帳の存在を知らなかった者は全体の65%を占めた。電子お薬手帳を利用しない理由(複数回答)としては「紙の方が見やすい」「操作方法がわからない」「面倒」「メリットがよく分からない」の順に多く選ばれた。
【考察】 調査結果から電子お薬手帳の周知が不十分であり、認知不足が普及の主要な阻害要因のひとつであると考えられる。加えて「見やすさ」や「操作性」に関する不満が利用しない理由となっており、ユーザー・インターフェースの簡素化が求められる。個人ごとに求める機能やリソースが異なることから、ユーザーごとにカスタマイズ可能な設計や利用支援(導入時の説明、操作支援)が有用であると考えられる。また、利用価値が十分に理解されていないことも明らかになり、単なる周知だけではなく、具体的な利点や活用例を示すなどの情報発信が求められる。
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