講演情報

[P-099-C]待ち時間を利用した薬局業務の見える化が待ち時間寛容性に与える影響

岡崎 未奈1, 金子 絢佳2, 菊本 裕子3, 奈良 威吹5, 浜田 桃佳4, 伊藤 麻衣6 (1.(株)なの花東日本 なの花薬局 新越谷駅前店, 2.うすい店, 3.東伊興店, 4.つくば並木店, 5.さくら新上三川病院前薬局, 6.さくら薬局美原店)
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【目的】薬局での待ち時間の長さは患者が薬局を変更する理由の一つであり、薬剤師業務に関する文書を患者が自宅で読むと待ち時間への寛容性が高まると報告されている。本研究は、患者が待ち時間中に薬局業務内容を理解することが、待ち時間への寛容性に与える影響を明らかにすることを目的とする。
【方法】2025年10月20日~11月19日(以下A群)、同年11月20日~12月19日(以下B群)、研究者所属施設に来局した成人患者を対象に、B群は待ち時間に薬局業務に関する自作の資料閲読を依頼し、両群で投薬時に紙・WEB併用で連結可能匿名化アンケート調査を行った。待ち時間を計測し、調査項目は両群で待ち時間の長さの感じ方、B群で業務内容の理解度、待ち時間の納得度とした。同一患者が両群で回答した場合を有効とした。
【結果】有効回答は100名、平均待ち時間はA群9.00分、B群9.34分で、待ち時間の長さはA・B群それぞれで「長い」16%・6%、「妥当」52%・79%、「短い」「とても短い」32%・15%だった。資料閲読後、98%が薬局業務内容を理解できたと回答、待ち時間の納得度は「前より納得」35%「少しだけ納得」16%「変わらない」49%だった。
【考察】両群の実際の待ち時間は同程度で、B群ではA群と比較して待ち時間が「長い」が10%減少、「妥当」が27%増加し、待ち時間許容度が高まる傾向が見られると共に資料閲読後に約半数で待ち時間への納得度が向上した。薬局業務内容の理解は待ち時間への寛容性向上に寄与する可能性があり、待ち時間に業務内容を理解できる環境整備は、今後患者に選ばれる薬局となる重要な要素の一つである。なお、本調査ではアンケート配布数を把握していないため回収率算出ができず、回答者の代表性には限界がある。
【キーワード】待ち時間許容度、不満度、薬局業務

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