講演情報

[P-105-C]災害時を意識した患者の服用薬管理の実態調査および電子版おくすり手帳のオフライン表示機能の理解度調査

成瀬 有汰1, 井戸 祐希2, 中川 秀斗3, 江口 将史4, 東 将大5 (1.総合メディカル(株) そうごう薬局 清水八木間店, 2.富士南店, 3.北安東店, 4.下島店, 5.総合メディカル(株))
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【目的】大規模な自然災害時にインターネットが寸断された超急性期では、お薬手帳などに基づいて処方内容が決まることが多い。近年、電子版お薬手帳を利用する患者も増えており、オフラインでのデータ表示機能が必要不可欠であるが、医療関係者、患者双方の認知度が低い可能性がある。そのため、災害時に備えた服用薬の管理状況および電子版お薬手帳機能の理解度調査を行い、啓発活動を行った。
【方法】2025年5月1日から6月7日まで間、静岡地域のそうごう薬局7店舗において3ヶ月以上継続処方を服用中の患者と、本企画に関与していないそうごう薬局勤務の薬剤師に対してアンケート調査を行った。
【結果】回答した患者178名の内、自身の服用薬について医療者に何も見ずに伝えられる患者は64名(36.0%)、伝えることができない患者は114名(64.0%)であった。アレルギーや副作用歴があると回答した37名中、自身で説明できる患者は29名(78.4%)、説明できない患者は8名(21.6%)であった。また、電子版お薬手帳を使用している15名の中で、3名(20.0%)が毎回登録していないと回答した。マイナポータルでの薬剤情報閲覧に関しては、知っている患者が60名(33.7%)、知らない患者が118名(66.3%)となり、電子版お薬手帳のオフライン表示機能を知らないと回答したのは、患者では15名中13名(86.7%)、薬剤師では回答者50名中46名(92.0%)であった。
【考察】自身の服用薬やアレルギー、副作用歴について説明できない患者が一定数いるため、お薬手帳を自然災害時に活用できるよう啓発することが必要である。また、電子版お薬手帳のオフライン表示機能は患者、薬剤師ともにほぼ認知されていなかった。このため患者への啓発活動のためにも、薬剤師への啓発が先決であると考える。

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