講演情報
[P-114-C]配合錠処方の拡大に伴う服薬リスクと患者支援の課題分析
増田 圭一郎1, 服部 翔2, 小竹 武3 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局さつき野店, 2.大阪支店, 3.神戸薬科大学)
【目的】配合錠はアドヒアランス向上や経済的な負担軽減にも繋がる事から肯定的な評価がされているが、成分の調整が困難な点、同効薬を重複して服薬する懸念点も存在する。本研究では患者の配合錠に対する理解度を明らかにし、配合錠の特性に応じた適切な服薬支援の在り方を検討する。
【方法】2025年11月1日から30日にフロンティア薬局さつき野店で経口投与の配合錠(ビタミン剤・抗菌薬を除く)を調剤した18歳以上の患者に対して、残薬整理の経験・飲み忘れ頻度・服薬理解度、配合錠の項目として服用期間・メリット・デメリット・割錠した経験とその理由・含まれる薬効に関するアンケート調査を行った。
【結果】回答者は157名(回収率96%)、平均73.76±9.17歳、配合錠の服用期間は平均27.66±23.96ヵ月であった。配合錠のメリットとして、「服用する薬が少なくなる」92名(59%)、「値段が安くなる」16名(10%)であり、メリットを感じる群としては102名(65%) であった。デメリットに関しては「服用する薬が大きくなる」19名(12%)であったが、デメリットを感じないと回答したのは117名(75%)であった。メリットに対してロジスティック回帰分析の結果,残薬整理の経験(オッズ比2.82, 95%信頼区間1.04-7.70、p=0.04)に有意な関連が認められたが、デメリットでは関連性が認められなかった。配合錠を半割して服用した経験については無い方が151名(96%)であったが、その理由として異なる成分同士の均一性が無いためと回答した方は0名であった。また、配合錠の成分についての問いでは全問正解53名(34%)、1つのみ正解は42名(27%)という結果であった。
【考察】本研究により配合錠のメリットは多くの回答者に認識されておりデメリットは限定的であった一方、不均一性や有効成分ごとの薬効理解は十分でなかった。今後は患者背景に応じた図示や比較資料を用いた指導を強化し、適正使用と理解度の双方の向上を図る必要があると考えられる。
【方法】2025年11月1日から30日にフロンティア薬局さつき野店で経口投与の配合錠(ビタミン剤・抗菌薬を除く)を調剤した18歳以上の患者に対して、残薬整理の経験・飲み忘れ頻度・服薬理解度、配合錠の項目として服用期間・メリット・デメリット・割錠した経験とその理由・含まれる薬効に関するアンケート調査を行った。
【結果】回答者は157名(回収率96%)、平均73.76±9.17歳、配合錠の服用期間は平均27.66±23.96ヵ月であった。配合錠のメリットとして、「服用する薬が少なくなる」92名(59%)、「値段が安くなる」16名(10%)であり、メリットを感じる群としては102名(65%) であった。デメリットに関しては「服用する薬が大きくなる」19名(12%)であったが、デメリットを感じないと回答したのは117名(75%)であった。メリットに対してロジスティック回帰分析の結果,残薬整理の経験(オッズ比2.82, 95%信頼区間1.04-7.70、p=0.04)に有意な関連が認められたが、デメリットでは関連性が認められなかった。配合錠を半割して服用した経験については無い方が151名(96%)であったが、その理由として異なる成分同士の均一性が無いためと回答した方は0名であった。また、配合錠の成分についての問いでは全問正解53名(34%)、1つのみ正解は42名(27%)という結果であった。
【考察】本研究により配合錠のメリットは多くの回答者に認識されておりデメリットは限定的であった一方、不均一性や有効成分ごとの薬効理解は十分でなかった。今後は患者背景に応じた図示や比較資料を用いた指導を強化し、適正使用と理解度の双方の向上を図る必要があると考えられる。
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