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[P-122-B]トリプルワーミー予防における保険薬局薬剤師の薬学的関与に関連する要因の解析

小松原 聖史1, 高橋 慶2, 町屋敷 修平3, 丸田 勇樹4,5, 島 優馬4, 中西 正人6 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局原町店, 2.春日部昭和店, 3.前沢店, 4.日立店, 5.国際医療福祉大学大学院薬学研究科, 6.国富店)
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【目的】トリプルワーミー(TW:RAS阻害薬・利尿薬・NSAIDs併用)は、急性腎障害(AKI)リスクとして知られている。保険薬局では、他薬局処方や一般用医薬品(OTC)のNSAIDs使用を含む、薬剤の併用を把握し、適切な疑義照会・代替提案・受診勧奨を行うことは重要である。本研究では、TW成立例に対する薬学的関与実施率を明らかにし、独立関連要因を探索する。
【方法】2023/11/21~2026/3/31に(株)フロンティア5 薬局でTW成立(投与期間1 日以上重複)が確認されたデータ欠損のない125 件を解析対象とした。薬剤服用歴・疑義照会記録から薬学的関与有無(あり=1 、なし=0 )を目的変数とし、年齢(65 歳以上/未満)、CKD既往、把握NSAIDs入手経路(外部/自局)を説明変数とする多変量ロジスティック回帰分析を実施した。本研究は茨城県薬剤師会倫理審査委員会の承認を得て実施した。
【結果】薬学的関与記録は55 件(44.0%)であり、70 件(56.0%)は記録上関与が確認されなかった。多変量解析では外部把握NSAIDs(調整OR: 3.20 , 95% CI: 1.80ー5.68 , p< 0.01 )およびCKD既往(調整OR: 2.50 , 95% CI: 1.35ー4.60 , p =0.02 )が、独立関連因子として抽出された。一方、年齢は有意な関連を認めなかった(p =0.17 )。
【考察】TWに対する薬剤師介入には、外部把握NSAIDsが最も強く関連し、外部由来リスクを能動的に発見した際、介入オッズが自局由来に比べ約3.2 倍上昇していた。これは、薬剤師の危機意識(プロフェッショナルとしての感度)が高まり、疑義照会や指導に繋がりやすい可能性が示唆された。また、CKD患者に対しても介入オッズが有意に高かった(調整OR: 2.50 )ことから、CKD患者に対して薬学的関与が実施されやすい傾向が認められた。TWによるAKI予防には、外部由来薬を含めた包括的薬剤把握体制が重要である。本結果は、薬局実務での介入標準化プロトコル策定の重要な基礎資料となる。

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