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[P-123-C]トリプルワーミー成立患者に対する薬局薬剤師介入の質的充足度評価

中西 正人1, 高橋 慶2, 小松原 聖史3, 島 優馬4, 町屋敷 修平5, 丸田 勇樹4,6 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局国富店, 2.春日部庄和店, 3.原町店, 4.日立店, 5.前沢店, 6.国際医療福祉大学大学院薬学研究科)
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【目的】トリプルワーミー(TW:RAS阻害薬+利尿薬+NSAIDs)は急性腎障害(AKI)や慢性腎臓病(CKD)増悪の危険因子である。薬局薬剤師の介入評価には件数等の量的実績だけでなく患者リスクに応じた質的評価が重要である。本研究はTW成立患者を対象に、後方視的に設定した「必要介入レベル」と実際の介入内容を比較し、介入の充足度を検証した。
【方法】(株)フロンティアの5薬局で2026年1月30日~4月15日に実施したAKI防止活動報告364件のうち、TW成立例173件の薬歴を後方解析した。75歳以上、CKD G3以上、脱水・急性疾患、心不全・肝疾患・糖尿病、NSAIDs長期・高用量投与、腎リスク薬併用の有無により高リスク群と標準リスク群に分類した。介入レベルは0:関与なし、1:患者指導、2:受診・検査勧奨またはフォローアップ、3:疑義照会・処方提案の4段階とした。必要介入レベルはリスク区分およびTW成立パターンに基づき、社内の腎臓薬物療法認定薬剤師が文献を参考に作成した基準表を用いて、薬歴情報を後方視的にシミュレーションし決定した。実介入レベルは薬歴記録から評価し、両者の差により充足(≧0)、概ね充足(-1)、必要介入未達(≦-2)に分類した。
【結果】総合判定は充足37件(21.4%)、概ね充足20件(11.6%)、必要介入未達115件(66.5%)、判定不能1件(0.5%)であった。標準リスク群では56件中35件(62.5%)が概ね充足以上であった一方、高リスク群では116件中94件(81.0%)が必要介入未達であった。
【考察】TW成立患者の3分の2が必要介入未達であり、特に高リスク群への介入不足が顕著であった。現状の介入はリスクに応じた強度調整が十分でない可能性が示唆された。件数評価のみでは把握できない質的課題が明らかとなり、高リスクTW患者を適切に抽出し受診勧奨や疑義照会を含む積極的介入を実施する体制整備の必要性が示された。

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