講演情報
[P-141-C]近隣総合病院との疑義照会簡素化プロトコル運用における実態と効果の検証
水野 佑美1, 水野 美穂1, 吉田 尚史1, 三嵜 仁美1, 金子 武史2, 伊藤 由紀3 (1.スギヤマ調剤薬局平手店, 2.(株)ドラッグスギヤマ, 3.(株)スギヤマ薬品)
【目的】近隣の総合病院(西部医療センター)において2024年3月より開始された「疑義照会簡素化プロトコル」は、形式的・軽微な処方変更において、事前に合意した手順に基づきトレーシングレポート(以下、TR)を送付することで、事前の電話照会なしでの調剤を可能とするものである。本制度の運用開始から約2年が経過し、日常業務に深く定着している。そこで、当薬局におけるTRの送信内容を分析し、本プロトコルの運用実態を調査した。
【方法】2025年1月6日~2025年12月27日の期間、当薬局から同センターへ送付したTRのうち、「問い合わせ不要の項目(10項目)」に該当する内容を集計した。患者情報は匿名化した。
【結果】期間中のTR総数は904枚であり、処方内容が修正されないことによる重複を除いた実総数は426枚(問い合わせ不要の項目の総件数は446件)であった。内訳は、『成分名同一銘柄変更』が211件(47.3%)と最多であり、次いで『剤形変更』『患者希望一包化』が各56件、『残薬調整』が55件であった。最多の『成分名同一銘柄変更』のうち、86件(40.8%)が出荷調整や供給停止に伴う在庫不足に起因するやむを得ない変更であった。該当医薬品は、メトクロプラミド錠、アモキシシリンカプセル等だった。
【考察】本プロトコルの活用により、年間900件以上の従来の疑義照会(電話)が不要となり、 医師・薬剤師の業務負担が削減した上、患者の待ち時間短縮および残薬調整等の介入増加など患者へのメリットに大きく貢献していることが示唆された。特に、近年の医薬品供給不安定下において、在庫不足に伴う銘柄変更に柔軟かつ迅速に対応できる疑義照会簡素化プロトコルは、保険薬局における迅速な調剤において極めて有用なツールであると考えられた。
【方法】2025年1月6日~2025年12月27日の期間、当薬局から同センターへ送付したTRのうち、「問い合わせ不要の項目(10項目)」に該当する内容を集計した。患者情報は匿名化した。
【結果】期間中のTR総数は904枚であり、処方内容が修正されないことによる重複を除いた実総数は426枚(問い合わせ不要の項目の総件数は446件)であった。内訳は、『成分名同一銘柄変更』が211件(47.3%)と最多であり、次いで『剤形変更』『患者希望一包化』が各56件、『残薬調整』が55件であった。最多の『成分名同一銘柄変更』のうち、86件(40.8%)が出荷調整や供給停止に伴う在庫不足に起因するやむを得ない変更であった。該当医薬品は、メトクロプラミド錠、アモキシシリンカプセル等だった。
【考察】本プロトコルの活用により、年間900件以上の従来の疑義照会(電話)が不要となり、 医師・薬剤師の業務負担が削減した上、患者の待ち時間短縮および残薬調整等の介入増加など患者へのメリットに大きく貢献していることが示唆された。特に、近年の医薬品供給不安定下において、在庫不足に伴う銘柄変更に柔軟かつ迅速に対応できる疑義照会簡素化プロトコルは、保険薬局における迅速な調剤において極めて有用なツールであると考えられた。
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