講演情報
[P-142-A]褥瘡予防における薬局薬剤師の介入促進に向けた課題検討
内田 奈沙1, 岡田 泰宏2, 奧平 恵子3, 山本 梨華子4 (1.(株)フロンティア フロンティア薬局青葉りんご店, 2.宇和島店, 3.西鈴蘭台店, 4.手稲中央店)
【目的】褥瘡は身体状況や薬剤に加え、体位管理等が関与する生活機能上の課題であり、その予防には多職種連携が不可欠である。地域包括ケアの進展に伴い、薬剤師の関与拡大が期待される一方、介入の程度には個人差があり、その要因は十分明らかでない。そこで、知識や経験に加え、褥瘡を生活機能上の課題と捉える視点(生活視点)や、褥瘡ケアに薬剤師としてどこまで関与できると認識しているか(職域認識)に着目し、介入との関連を検討した。
【方法】当社薬剤師669名を対象にアンケート調査を行った。他職種への情報提供・提案、疑義照会等の実施を介入ありとし、生活視点、多職種連携経験、研修歴、褥瘡ケアへの苦手意識、福祉用具知識、職域認識等との関連を、Fisherの正確確率検定およびロジスティック回帰分析(有意水準5%)で解析した。
【結果】有効回答323名。福祉用具知識あり(OR=3.66, p=0.003)および実技を含む研修形式(OR=2.14, p=0.014)は介入と有意な正の関連を示した。一方、褥瘡ケアへの苦手意識ありは有意な負の関連を示した(OR=0.28, p=0.008)。多職種連携経験(OR=2.45, p=0.128)、生活視点および職域認識は、介入との有意な直接の関連を認めなかったが、職域認識は生活視点と、生活視点は多職種連携経験とそれぞれ関連していた。
【考察】褥瘡予防における介入には、福祉用具知識の習得や実践的研修が重要であり、苦手意識への支援も重要と考えられた。一方、職域認識は生活視点と、生活視点は多職種連携経験と関連していたことから、これらの認識要因は、薬剤師が褥瘡予防において果たし得る役割を捉え、多職種と協働して支援するための認識基盤となる可能性が示唆された。今後は、福祉用具などの非薬物ケアへの知識習得や、実践的研修による行動促進に加え、認識を育む教育的支援が重要であると考えられた。
【方法】当社薬剤師669名を対象にアンケート調査を行った。他職種への情報提供・提案、疑義照会等の実施を介入ありとし、生活視点、多職種連携経験、研修歴、褥瘡ケアへの苦手意識、福祉用具知識、職域認識等との関連を、Fisherの正確確率検定およびロジスティック回帰分析(有意水準5%)で解析した。
【結果】有効回答323名。福祉用具知識あり(OR=3.66, p=0.003)および実技を含む研修形式(OR=2.14, p=0.014)は介入と有意な正の関連を示した。一方、褥瘡ケアへの苦手意識ありは有意な負の関連を示した(OR=0.28, p=0.008)。多職種連携経験(OR=2.45, p=0.128)、生活視点および職域認識は、介入との有意な直接の関連を認めなかったが、職域認識は生活視点と、生活視点は多職種連携経験とそれぞれ関連していた。
【考察】褥瘡予防における介入には、福祉用具知識の習得や実践的研修が重要であり、苦手意識への支援も重要と考えられた。一方、職域認識は生活視点と、生活視点は多職種連携経験と関連していたことから、これらの認識要因は、薬剤師が褥瘡予防において果たし得る役割を捉え、多職種と協働して支援するための認識基盤となる可能性が示唆された。今後は、福祉用具などの非薬物ケアへの知識習得や、実践的研修による行動促進に加え、認識を育む教育的支援が重要であると考えられた。
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