講演情報
[P-144-C]心不全患者支援における薬局薬剤師の多職種連携の実践と課題~情報共有の工夫を通じて~
三塚 育子 ((株)アイセイ薬局 川口前川店)
【目的】当薬局では心不全患者支援を目的に、医師・看護師・病院薬剤師と協議してフォローシートを作成し、多職種連携のもとで運用してきた。本研究では、フォローシートを活用した情報共有の有用性を評価し、多職種連携の質、患者のセルフケア行動の変化、薬局薬剤師の服薬指導・支援への影響を明らかにする。
【方法】アイセイ薬局川口前川店で2025年1月~2026年1月に電話フォローを実施した心不全患者28名と、指導に携わった薬剤師9名にアンケート調査を行った。患者には服薬行動、セルフケア、医療者連携の認識を、薬剤師にはフォローシートの活用状況、有用性、負担感、多職種連携の到達感を尋ねた。
【結果】患者アンケートでは、薬剤師の説明による理解度向上は13件(46%)、生活習慣の改善は23件(82%)であった。一方、服薬アドヒアランス改善は5件(18%)、体調変化時に相談しなかった回答は15件(54%)であった。薬剤師アンケートでは、フォローシートの理解性・網羅性・患者支援への有用性について全員が肯定したが、医師・看護師への情報伝達は5名(56%)が不十分と回答した。情報共有が指導の質向上に寄与したとの主観的評価は全員から得られ、多職種連携体制も全員が肯定的に評価していた。
【考察】本研究では、薬剤師の説明と関連して患者の理解度向上や生活習慣改善が認められ、薬局薬剤師の関与が患者のセルフケアに影響する可能性が示唆された。一方、服薬アドヒアランスの改善や相談行動には十分に結びついておらず、これらを促す具体的支援方法の検討が必要である。また薬剤師からはフォローシートの有用性が高く評価され、情報共有が指導に寄与しているとの主観的評価が得られたが、医師・看護師への情報伝達は不十分との認識が一定数存在した。今後は情報伝達方法の標準化や運用体制の整備により、多職種間の情報共有をより円滑にする必要があると考えられる。
【方法】アイセイ薬局川口前川店で2025年1月~2026年1月に電話フォローを実施した心不全患者28名と、指導に携わった薬剤師9名にアンケート調査を行った。患者には服薬行動、セルフケア、医療者連携の認識を、薬剤師にはフォローシートの活用状況、有用性、負担感、多職種連携の到達感を尋ねた。
【結果】患者アンケートでは、薬剤師の説明による理解度向上は13件(46%)、生活習慣の改善は23件(82%)であった。一方、服薬アドヒアランス改善は5件(18%)、体調変化時に相談しなかった回答は15件(54%)であった。薬剤師アンケートでは、フォローシートの理解性・網羅性・患者支援への有用性について全員が肯定したが、医師・看護師への情報伝達は5名(56%)が不十分と回答した。情報共有が指導の質向上に寄与したとの主観的評価は全員から得られ、多職種連携体制も全員が肯定的に評価していた。
【考察】本研究では、薬剤師の説明と関連して患者の理解度向上や生活習慣改善が認められ、薬局薬剤師の関与が患者のセルフケアに影響する可能性が示唆された。一方、服薬アドヒアランスの改善や相談行動には十分に結びついておらず、これらを促す具体的支援方法の検討が必要である。また薬剤師からはフォローシートの有用性が高く評価され、情報共有が指導に寄与しているとの主観的評価が得られたが、医師・看護師への情報伝達は不十分との認識が一定数存在した。今後は情報伝達方法の標準化や運用体制の整備により、多職種間の情報共有をより円滑にする必要があると考えられる。
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