講演情報
[P-145-A]薬局スタッフの終末期在宅医療への参画準備状況を把握する指標の探索的検討
小林 雅弘 ((株)アイセイ薬局 あかつき調剤薬局)
【目的】在宅医療の高度化により終末期在宅患者の増加が予測される一方、終末期医療未経験の薬剤師は強い不安を抱きやすい。本研究では、段階的な研修が不安および理解度に与える影響を評価し、終末期在宅医療への参画準備状況を把握するための指標を探索的に検討した。
【方法】2025年12月、終末期在宅医療未経験段階で初回調査を実施した。2026年1月にオピオイドの薬理、用量調整、副作用など薬物治療を中心とした研修後に2回目調査を行い、同年2月には終末期在宅医療の全体像、薬剤師の役割、事例検討を含む研修後に3回目調査を行った。あかつき調剤薬局所属の薬剤師5名を対象に、研修前、1回目研修後、2回目研修後の3時点で、不安(0~10点評価)および理解度(4段階評価:数値が低いほど理解度が高い)の自己評価式アンケートを実施し、経時的変化を比較した。
【結果】研修前の終末期医療への不安は平均8.0と高値であった。オピオイド研修後、薬物治療の理解度は3.1から2.0へ向上し、不安は6.0へ軽減した。在宅医療全般研修後には、終末期医療全般および患者対応の理解度が2.2から2.0へ向上し、不安も4.0まで軽減した。一方、ディスポーサブルポンプの理解度は2.2から2.8へ低下した。
【考察】オピオイドに関する研修により、終末期の薬物治療への理解度の向上が示唆され、不安軽減傾向が認められた。また、在宅医療全般に関する研修では、終末期医療そのものへの理解が深まり、薬剤師としての役割認識や患者対応への意識向上がみられ、さらなる不安軽減傾向が確認された。一方、ディスポーサブルポンプの理解度低下は、知識の深化により自身の理解不足を認識した結果と考えられ、学習進行に伴う自己評価の変化を反映している可能性が示唆された。
以上より、段階的な研修は終末期在宅医療未経験薬剤師の不安軽減傾向および理解度向上が示唆され、終末期在宅医療への参画準備を促進する有用な手段であると考えられた。
【方法】2025年12月、終末期在宅医療未経験段階で初回調査を実施した。2026年1月にオピオイドの薬理、用量調整、副作用など薬物治療を中心とした研修後に2回目調査を行い、同年2月には終末期在宅医療の全体像、薬剤師の役割、事例検討を含む研修後に3回目調査を行った。あかつき調剤薬局所属の薬剤師5名を対象に、研修前、1回目研修後、2回目研修後の3時点で、不安(0~10点評価)および理解度(4段階評価:数値が低いほど理解度が高い)の自己評価式アンケートを実施し、経時的変化を比較した。
【結果】研修前の終末期医療への不安は平均8.0と高値であった。オピオイド研修後、薬物治療の理解度は3.1から2.0へ向上し、不安は6.0へ軽減した。在宅医療全般研修後には、終末期医療全般および患者対応の理解度が2.2から2.0へ向上し、不安も4.0まで軽減した。一方、ディスポーサブルポンプの理解度は2.2から2.8へ低下した。
【考察】オピオイドに関する研修により、終末期の薬物治療への理解度の向上が示唆され、不安軽減傾向が認められた。また、在宅医療全般に関する研修では、終末期医療そのものへの理解が深まり、薬剤師としての役割認識や患者対応への意識向上がみられ、さらなる不安軽減傾向が確認された。一方、ディスポーサブルポンプの理解度低下は、知識の深化により自身の理解不足を認識した結果と考えられ、学習進行に伴う自己評価の変化を反映している可能性が示唆された。
以上より、段階的な研修は終末期在宅医療未経験薬剤師の不安軽減傾向および理解度向上が示唆され、終末期在宅医療への参画準備を促進する有用な手段であると考えられた。
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