講演情報

[P-149-B]ベーチェット病在宅療養患者介入による疼痛緩和とQOL改善の一例

乾 祐貴1, 北 奈都水1, 中村 光希1, 阪中 美紀2, 長岡 弘2 (1.北摂調剤(株) 王寺駅前薬局, 2.北摂調剤(株))
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【背景】在宅医療はここ数年でかなり重要性が高まっており、背景には高齢化の進行や病院中心から「地域・自宅中心」の医療への転換がある。この中で薬剤師は「薬の専門家」として服薬状況、身体状態確認等を踏まえた薬学的管理の役割を担う。当該薬局は、精神科患者の在宅、かつ他科受診による多剤服用と疾病管理の難しさを経験したため報告する。
【症例】40歳代女性。ベーチェット病を原疾患とし、アダリムマブで治療中である。主症状は全身に及ぶ疼痛症状であり、合併症として不眠症等の精神疾患がある。当薬局へは常時連携している精神専門の訪問看護ステーションより介入依頼があった。6科受診しており、定期薬は27種類であった。介入当初はすべてヒート管理をしていたが、種類が多く服用忘れも発生していたため一包化を行い、内服整理を行った。介入当初疼痛緩和目的として、トラマドール塩酸150mg/day,アセトアミノフェン1300mg/day,プレガバリン300mg/dayを服用されていた。しかしNRS 8~9程度の痛みが頻繁に起こり、シャワーの水しぶきが剣山に刺されるような痛みであり入浴も苦痛とされ疼痛コントロールは不良であった。そこでプレガバリンを600mg/dayへ増量の提案を行い、変更となった。増量後、NRS 5~6程度まで落ち着き入浴も可能となり、人間らしく過ごせるようになったと話された。プレガバリン増量提案時の腎機能は問題ないことを確認している。その他の血液検査結果についても顕著な異常所見は見られなかった。
【結論】内服整理を行ったことにより、コンプライアンスが向上し適切な疼痛評価が可能になった。介入したことで鎮痛剤の用量調整ができ患者のQOL向上に大いに寄与したと考える。今後も疼痛評価を継続しながら、さらなる疼痛緩和を検討していく必要がある。また服用薬剤数が多いため、薬学的管理のみならず全身的な状態変化を踏まえた継続的なフォローを行っていく。

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