講演情報

[P-153-C]管理栄養士と連携した在宅介入により血糖コントロールに成功した一例

塚本 裕子1, 吉田 美邦子1, 橋詰 知伽1, 北島 成美2, 板東 裕佳1, 山田 美春1, 片山 晴香1 (1.(株)スギ薬局 阪神調剤薬局魚崎店, 2.(株)スギ薬局 栄養連携課)
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【背景】在宅療養中の糖尿病患者では、服薬管理に加え食事療法の継続が重要である。しかし、高齢者では認知機能の低下や家族の介護負担により適切な管理が困難となる場合がある。薬剤師と管理栄養士が連携した在宅支援は、服薬アドヒアランスおよび生活習慣の改善に有用と考えられる。今回、多職種連携による在宅介入により血糖コントロールの改善が得られた一例を報告する。
【症例】80代男性。脳梗塞、狭心症、糖尿病の既往があり、長男、次女と同居。服薬アドヒアランス改善を目的に、2023年11月より訪問薬剤管理指導を開始した。認知機能低下傾向があり、薬剤管理は長男、食事管理は次女が担っていた。薬剤は菓子箱内で新旧が混在していたため整理し、一包化および服薬カレンダー管理へ変更した。さらに2024年4月より管理栄養士が介入し、定期的な栄養相談と食事提案を実施した。
【経過】介入後、服薬忘れはほぼ消失した。HbA1cは2023年11月の9.1%から、2024年11月に7.7%、2025年4月には7.1%へ改善した。
【考察】服薬アドヒアランスの改善に加え、患者本人および家族に対する継続的な栄養指導により、炭水化物に偏った食生活の見直しにつながった。管理栄養士が継続して訪問することで、食事に関する課題や家族の不安に対応でき、食事療法への意識向上にも寄与したと考えられる。在宅療養中の生活習慣病患者に対しては、薬剤師による服薬管理と管理栄養士による栄養支援を組み合わせた介入が有効である可能性が示唆された。

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