講演情報
[P-158-B]外来化学療法の継続において薬薬連携による情報共有が寄与した一例
猪木 彩子 ((株)ファーマシー木のうた)
【目的】近年、外来化学療法を実施する病院において「副作用発現情報提供書」等を患者に渡し、薬局に情報提供を行う薬薬連携を積極的に行うケースが増えている。病院薬剤師からの情報提供に基づき、継続的にフォローアップを実施し化学療法継続に寄与した症例について報告する。
【症例】90歳代女性。治癒切除不能な進行性の直腸癌に対しCapeOX(XELOX)療法を開始。1コースday1後に病院薬剤師から電話及び文書による情報提供・フォローアップ実施依頼があり、day5にテレフォンフォローアップを実施。体調変化の聞き取りを行った。その時点では痺れを訴えたものの疲労感はなくその旨を情報提供した。2コースday1後に患者が持参した病院薬剤師からの情報提供文書によるとパニツムマブが追加となった。薬剤追加を受け病院薬剤師からフォローアップ依頼があり、引き続きフォローアップを実施した。その結果、かなりの疲労感を感じていることが判明し、この状況を情報提供したところ3コース目にはパニツムマブが中止になった。その後は病院薬剤師からの直接的なフォローアップ依頼はなかったが必要と判断して継続的にフォローアップを実施し、カペシタビン服用中の激しい疲労感と休薬期間中の疲労感回復傾向を聞き取ったので情報提供した。患者が治療継続について否定的な言動をしたのでそれも併せて情報提供した。4コース目にはカペシタビンが減量になり、患者が治療継続に意欲を示した。
【結果および考察】病院薬剤師から情報提供を受けることは患者状況をより的確に把握することができ適切なフォローアップに繋がる。外来化学療法における有害事象は患者の治療継続の意欲低下につながり治療中断になる可能性がある。薬局薬剤師からも情報提供を行うことで患者の負担軽減を考慮した処方変更に寄与し、化学療法継続が可能となったことが示唆される。この症例のように薬薬連携は医療の質の向上に有用であると考えられる。
【症例】90歳代女性。治癒切除不能な進行性の直腸癌に対しCapeOX(XELOX)療法を開始。1コースday1後に病院薬剤師から電話及び文書による情報提供・フォローアップ実施依頼があり、day5にテレフォンフォローアップを実施。体調変化の聞き取りを行った。その時点では痺れを訴えたものの疲労感はなくその旨を情報提供した。2コースday1後に患者が持参した病院薬剤師からの情報提供文書によるとパニツムマブが追加となった。薬剤追加を受け病院薬剤師からフォローアップ依頼があり、引き続きフォローアップを実施した。その結果、かなりの疲労感を感じていることが判明し、この状況を情報提供したところ3コース目にはパニツムマブが中止になった。その後は病院薬剤師からの直接的なフォローアップ依頼はなかったが必要と判断して継続的にフォローアップを実施し、カペシタビン服用中の激しい疲労感と休薬期間中の疲労感回復傾向を聞き取ったので情報提供した。患者が治療継続について否定的な言動をしたのでそれも併せて情報提供した。4コース目にはカペシタビンが減量になり、患者が治療継続に意欲を示した。
【結果および考察】病院薬剤師から情報提供を受けることは患者状況をより的確に把握することができ適切なフォローアップに繋がる。外来化学療法における有害事象は患者の治療継続の意欲低下につながり治療中断になる可能性がある。薬局薬剤師からも情報提供を行うことで患者の負担軽減を考慮した処方変更に寄与し、化学療法継続が可能となったことが示唆される。この症例のように薬薬連携は医療の質の向上に有用であると考えられる。
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