講演情報

[SY10-2]製薬メーカーによる医薬品情報の提供の工夫と活用促進に向けた今後の展望

篠田 好果 (日本製薬工業協会 医薬品評価委員会 専門ユニット3 (PV/C) ET3-1 サブリーダー/ノバルティス ファーマ株式会社 開発本部 ペイシェントセーフティ)
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医薬品情報は、医療現場における判断や医療安全を支える重要な基盤である。一方で、PMDAの調査結果1)でも示されているように、医薬品情報の理解や活用は一部で改善がみられるものの、全体としては医療現場で十分に活用されているとは言い難い状況にある。

 製薬企業では、電子添文や医薬品リスク管理計画(RMP)に加え、医薬品Q&Aや適正使用資材など、さまざまな医薬品情報を作成・提供している。近年では、情報入手手段の多様化やMR接点の変化などを背景に、情報の形式やウェブサイトでの掲載方法の見直しに加え、必要な情報にアクセスしやすいポータル機能の整備など、医薬品情報の活用を意識したアクセス性向上の取り組みが進められている。しかし、医薬品情報を活用する医療現場の視点に立つと、「必要な情報にすぐにたどり着けない」「どこに何があるか分かりにくい」といった課題が挙げられる。さらに、一つの製品に対して複数の情報源が存在する中で情報の選択や活用に悩む場面や、「情報の更新に気づきにくい」「複数のシステム間の情報連携が不十分」などの課題も存在する。

 本シンポジウムでは、製薬企業における医薬品情報提供の工夫を整理するとともに、医療現場での活用につなげるための視点について考えたい。あわせて、医薬品情報へのアクセス性向上を目指したポータル機能やシステム連携のあり方にも焦点をあて、必要な情報により円滑にアクセスできる環境の実現に向けた方向性について、医療現場のニーズも踏まえて議論したい。

1) 2025年度 薬局における医薬品安全性情報の入手・伝達・活用状況等に関する調査


【略歴】
2002年3月  北里大学大学院薬学研究科 修了
2002年4月~ 株式会社ベルシステム24
2007年3月~ ノバルティス ファーマ株式会社

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