講演情報
[SY13]現役薬学生からみた薬局の現在と未来
岩﨑 希乃花1, 二葉 楓歩2, 弘 涼花3, Lee Jun Oh4 (1.武庫川女子大学臨床教育研究センター, 2.武庫川女子大学薬学部 薬学科, 3.名古屋市立大学薬学部 薬学科, 4.近畿大学薬学部 医療薬学科/株式会社PACES 代表取締役)

2024年末の厚生労働省による調査によれば、薬剤師の約60%が薬局に従事し、6年制薬学部卒業生の約半数が毎年保険薬局やドラッグストアへ就職している。しかし学生間では、薬局業務に対し「画一的」というイメージや消極的な志望動機が散見される。一方で、地域医療やセルフメディケーションへの貢献に強い意欲を持つ層も存在する。本シンポジウムは、現役学生が抱く薬局像と期待を共有し、学生が積極的に志向できる職場の在り方を再定義することを目的に、4名の現役薬学生に発表して頂く。
まず、岩﨑希乃花氏は、実務実習での経験に基づき、日本の薬局業務と海外の薬局との比較から得られた考察を述べる。続いて二葉楓歩氏は、1年次からの有給インターンシップおよび医療事務としての勤務経験を通じ、現場スタッフの視点から見た薬剤師業務の現状と課題を報告する。
次に、弘 涼花氏は、学生が理想とする薬局を具現化したショールーム「みんなの薬局」の試みを紹介する。同氏は、薬剤師の仕事が見えないという課題に対し、調剤室のクリアー化による「業務の見える化」を提案する。また、薬剤師が患者の元へ赴く「コの字カウンター」の導入や、健康イベント・オンライン服薬指導スペースの確保を通じ、薬局を「地域の憩いの場」へと転換させるビジョンを提示する。
最後に、Lee Jun Oh氏は、深刻な薬局の後継者不足を成長機会へと変える実践的取り組みを報告する。同氏が関わるPACESのモデルでは、AIエージェントの活用により医療事務作業を自動化し、「事務ゼロ」のオペレーションによる固定費の大幅削減を実現している。アナログ依存の経営体制をDXによって刷新し、在宅医療やオンライン服薬指導を軸に収益性を向上させる、現役学生による新しい薬局経営の形を紹介する。
本シンポジウムを通じて、次世代を担う薬学生の視点から、地域に必要とされ続ける薬局の未来を展望したい。
【略歴】
1988年3月 県立静岡薬科大学(現 静岡県立大学薬学部)大学院修士課程 修了
1988年4月 鐘紡株式会社(現 クラシエ株式会社)漢方研究所に勤務
1991年9月 北海道薬科大学(現 北海道科学大学薬学部)に着任(助手) ※2002年より講師
2004年4月 株式会社 祥漢堂(現 総合メディカル株式会社)に保険薬剤師として勤務
2011年8月 神戸薬科大学に臨床教員(教授)として着任
2021年4月 武庫川女子大学薬学部に臨床教員(教授)として着任 現在に至る
所属学会等:
日本薬学会、日本医療薬学会、日本地域薬局薬学会、日本薬剤師会
役職等:
日本地域薬局薬学会 理事ならびに編集委員
病院・薬局実務実習近畿地区調整機構 副委員長ならびにテキスト小委員会委員長
まず、岩﨑希乃花氏は、実務実習での経験に基づき、日本の薬局業務と海外の薬局との比較から得られた考察を述べる。続いて二葉楓歩氏は、1年次からの有給インターンシップおよび医療事務としての勤務経験を通じ、現場スタッフの視点から見た薬剤師業務の現状と課題を報告する。
次に、弘 涼花氏は、学生が理想とする薬局を具現化したショールーム「みんなの薬局」の試みを紹介する。同氏は、薬剤師の仕事が見えないという課題に対し、調剤室のクリアー化による「業務の見える化」を提案する。また、薬剤師が患者の元へ赴く「コの字カウンター」の導入や、健康イベント・オンライン服薬指導スペースの確保を通じ、薬局を「地域の憩いの場」へと転換させるビジョンを提示する。
最後に、Lee Jun Oh氏は、深刻な薬局の後継者不足を成長機会へと変える実践的取り組みを報告する。同氏が関わるPACESのモデルでは、AIエージェントの活用により医療事務作業を自動化し、「事務ゼロ」のオペレーションによる固定費の大幅削減を実現している。アナログ依存の経営体制をDXによって刷新し、在宅医療やオンライン服薬指導を軸に収益性を向上させる、現役学生による新しい薬局経営の形を紹介する。
本シンポジウムを通じて、次世代を担う薬学生の視点から、地域に必要とされ続ける薬局の未来を展望したい。
【略歴】
1988年3月 県立静岡薬科大学(現 静岡県立大学薬学部)大学院修士課程 修了
1988年4月 鐘紡株式会社(現 クラシエ株式会社)漢方研究所に勤務
1991年9月 北海道薬科大学(現 北海道科学大学薬学部)に着任(助手) ※2002年より講師
2004年4月 株式会社 祥漢堂(現 総合メディカル株式会社)に保険薬剤師として勤務
2011年8月 神戸薬科大学に臨床教員(教授)として着任
2021年4月 武庫川女子大学薬学部に臨床教員(教授)として着任 現在に至る
所属学会等:
日本薬学会、日本医療薬学会、日本地域薬局薬学会、日本薬剤師会
役職等:
日本地域薬局薬学会 理事ならびに編集委員
病院・薬局実務実習近畿地区調整機構 副委員長ならびにテキスト小委員会委員長
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