講演情報

[SY14-1]薬局を身近な健康拠点とするために管理栄養士が介入した健康イベントについて

木村 陽向 (ファルメディコ株式会社 ハザマ薬局伊丹店 薬局パートナー/管理栄養士)
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近年、薬局には処方箋調剤に加え、地域住民の健康を支える「身近な健康拠点」としての役割が求められている。その中で、食事や栄養面から住民を支援できる管理栄養士の活躍が期待されているが、その存在や役割に対する地域住民の認知は十分とはいえない。ハザマ薬局伊丹店では、処方箋がなくても気軽に立ち寄れる薬局づくりを目指し、管理栄養士の認知度向上および地域住民との接点創出を目的として、伊丹市主催の「いたみまちかど測定会」を開催したことを報告する。

いたみまちかど測定会は、「身近な薬局で無料の体組成測定を行い、自身の身体状態を把握して健康管理に役立てること」を目的とした伊丹市の事業である。当薬局では2025年度に計4回開催した。地域住民を対象に、市ホームページへの掲載、店舗掲示、外来患者への案内、近隣店舗へのチラシ配布などを通じて事前広報を行った。当日は体組成測定に加え、薬剤師および管理栄養士による個別健康相談を実施し、健康食品の試食・試飲や、次回開催日の案内を添えた試供品の配布を行った。

4回の測定会には延べ159名が参加した。参加者からは、「身体の状態を知ることができてよかった」「普段の取り組みに対して助言をもらえて安心した」「管理栄養士と話ができてよかった」などの声が聞かれた。さらに、次回開催日の確認のために来局する住民や、測定会参加後に新たに処方箋を持参して当薬局を利用する住民がみられた。また、試食・試飲を契機として健康食品の購入に至った事例も認められた。

本取り組みは、管理栄養士が薬局内で健康相談を行う体制を地域住民へ周知する有効な機会となった。また、測定会後にも継続的な来局がみられたことから、薬局が「処方箋がなくても気軽に立ち寄れる場所」として認識され始めている可能性が示唆された。今後も継続的に開催することで、管理栄養士の認知度向上と地域住民の健康増進に貢献するとともに、地域に開かれた薬局づくりを推進していきたいと考える。


【略歴】
2023年 中村学園大学栄養科学部栄養科学科 卒業、管理栄養士免許 取得
2023年 ファルメディコ株式会社 ハザマ薬局伊丹店 入職
2025年 登録販売者資格 取得
2026年 認定栄養ケア・ステーション責任者(~現在)

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