講演情報
[SY15-3]保険薬局における治療支援~糖尿病がある人へのテレフォンフォローアップ事例を通して~
木村 大地 (日本調剤 西宮東薬局 係長)

令和6年度の調剤報酬改定において、糖尿病がある人へのテレフォンフォローアップ(以下、TF)に対する評価は大きく変化した。従来の「調剤後薬剤管理指導加算(月1回30点)」から「調剤後薬剤管理指導料1(糖尿病)(月1回60点)」へと評価が倍増し、対象も従来のインスリン製剤・SU薬からすべての「糖尿病用剤」へと大幅に拡大された。これにより、治療初期の治療脱落防止や、低血糖をはじめとする副作用の早期発見における薬局薬剤師の役割と期待は一段と高まっている。
本講演では、保険薬局の視点から糖尿病診療における「アンメット メディカル ニーズ」を考察する。具体的には、TFを通じて治療の安全性確保や適正化に寄与できた以下の3事例を紹介する。
1)チルゼパチド皮下注開始時のTFにて治療拒否が顕在化した症例
2)レパグリニド減量後のTFにてシックデイ対策の不足が判明した症例
3)がん化学療法後のTFにて糖尿病性ケトアシドーシスが疑われた症例
さらに、外来診療に留まらない薬局の関わりとして、当薬局における施設在宅医療での訪問診療同行の取り組みについても触れる。訪問診療を行う医師の専門領域は多岐にわたり、糖尿病専門医が不在の環境もある。同行業務の中では、在宅特有の背景(認知機能やADLなど)を考慮しない厳格すぎる血糖マネジメントに直面することもあり、在宅医療現場にも多くのアンメット メディカル ニーズが潜在している。
糖尿病がある人へ薬剤師が関わる重要ポイントとして、外来・在宅のどちらの局面においても、薬局薬剤師が「生活の場」での実態を把握し、医師へ適切な情報提供と処方提案を行うことが不可欠であると考える。
【略歴】
2009年 京都薬科大学薬学部薬学科卒業
2010年 日本調剤株式会社 入社
2010年 日本調剤西神中央薬局
2012年 日本調剤新神戸薬局 管理薬剤師
2015年 日本調剤神戸大井町薬局 管理薬剤師
2018年 日本調剤ポートアイランド薬局
2019年 日本調剤西神中央薬局
2019年 大阪国際がんセンター 保険薬局薬剤師 がん薬物療法臨床研修
2020年 日本調剤ポートアイランド薬局
2025年 日本調剤西宮東薬局
糖尿病療養指導士(兵庫)、外来がん治療専門薬剤師、NST専門療法士
本講演では、保険薬局の視点から糖尿病診療における「アンメット メディカル ニーズ」を考察する。具体的には、TFを通じて治療の安全性確保や適正化に寄与できた以下の3事例を紹介する。
1)チルゼパチド皮下注開始時のTFにて治療拒否が顕在化した症例
2)レパグリニド減量後のTFにてシックデイ対策の不足が判明した症例
3)がん化学療法後のTFにて糖尿病性ケトアシドーシスが疑われた症例
さらに、外来診療に留まらない薬局の関わりとして、当薬局における施設在宅医療での訪問診療同行の取り組みについても触れる。訪問診療を行う医師の専門領域は多岐にわたり、糖尿病専門医が不在の環境もある。同行業務の中では、在宅特有の背景(認知機能やADLなど)を考慮しない厳格すぎる血糖マネジメントに直面することもあり、在宅医療現場にも多くのアンメット メディカル ニーズが潜在している。
糖尿病がある人へ薬剤師が関わる重要ポイントとして、外来・在宅のどちらの局面においても、薬局薬剤師が「生活の場」での実態を把握し、医師へ適切な情報提供と処方提案を行うことが不可欠であると考える。
【略歴】
2009年 京都薬科大学薬学部薬学科卒業
2010年 日本調剤株式会社 入社
2010年 日本調剤西神中央薬局
2012年 日本調剤新神戸薬局 管理薬剤師
2015年 日本調剤神戸大井町薬局 管理薬剤師
2018年 日本調剤ポートアイランド薬局
2019年 日本調剤西神中央薬局
2019年 大阪国際がんセンター 保険薬局薬剤師 がん薬物療法臨床研修
2020年 日本調剤ポートアイランド薬局
2025年 日本調剤西宮東薬局
糖尿病療養指導士(兵庫)、外来がん治療専門薬剤師、NST専門療法士
コメント
コメントの閲覧・投稿にはログインが必要です。ログイン
