講演情報
[SY18-3]薬物治療の質に責任を持つ薬剤師を目指して
飯島 裕也 (イイジマ薬局 薬剤師 開設者)

本講演では、薬剤レビューを「減薬」や「算定」のための手段ではなく、薬局薬剤師が患者の薬物治療全体に責任を持つための実践として位置づける。日本ではフリーアクセス、多科受診、処方情報の分断により、ポリファーマシーや処方カスケードが生じやすい。今後、医療DXにより処方・調剤・健診・介護情報が可視化されるほど、薬物療法上の問題候補は抽出されやすくなるが、患者の生活背景、価値観、服薬実態を踏まえて判断する役割は薬剤師に残される。
薬剤レビューは、処方箋の点検にとどまらず、服薬履歴、患者面談、臨床情報を統合し、薬剤関連問題を特定・解決・予防する専門職活動である。実践には、患者と会う前に仮説を立てるプレASK、必要情報を取りに行くASK、情報を判断に変えるASSESS、医師・患者と実行可能な計画を共有するADVISE、そしてフォローアップまでを含む循環的なプロセスが必要となる。
さらに、薬剤レビューを薬局業務に実装するには、人員体制、面談空間、教育・カンファレンス、業務効率化、IT・AI活用が不可欠である。令和8年度診療報酬改定では、かかりつけ薬剤師という肩書きよりも、実際に行った薬学管理業務が評価される方向へ移行している。薬剤レビューは、患者のQOL向上を中心に、医師との協働、薬剤師職能の発揮、薬局経営の持続性をつなぐ実践であり、患者・社会・職能に対する薬剤師の責務を具体化する業務である。
【略歴】
2005年 東北薬科大学 卒業
2006年 有限会社飯島イイジマ薬局 入職
2015年 イイジマ薬局、木町薬局 開設者
2023年~ PMDA審査専門協議委員
2023年~ 厚生労働省薬局薬剤師機能強化に関する検討会構成員
医療薬学会、老年薬学会、日本腫瘍学会
薬剤レビューは、処方箋の点検にとどまらず、服薬履歴、患者面談、臨床情報を統合し、薬剤関連問題を特定・解決・予防する専門職活動である。実践には、患者と会う前に仮説を立てるプレASK、必要情報を取りに行くASK、情報を判断に変えるASSESS、医師・患者と実行可能な計画を共有するADVISE、そしてフォローアップまでを含む循環的なプロセスが必要となる。
さらに、薬剤レビューを薬局業務に実装するには、人員体制、面談空間、教育・カンファレンス、業務効率化、IT・AI活用が不可欠である。令和8年度診療報酬改定では、かかりつけ薬剤師という肩書きよりも、実際に行った薬学管理業務が評価される方向へ移行している。薬剤レビューは、患者のQOL向上を中心に、医師との協働、薬剤師職能の発揮、薬局経営の持続性をつなぐ実践であり、患者・社会・職能に対する薬剤師の責務を具体化する業務である。
【略歴】
2005年 東北薬科大学 卒業
2006年 有限会社飯島イイジマ薬局 入職
2015年 イイジマ薬局、木町薬局 開設者
2023年~ PMDA審査専門協議委員
2023年~ 厚生労働省薬局薬剤師機能強化に関する検討会構成員
医療薬学会、老年薬学会、日本腫瘍学会
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