講演情報
[SY2-5]パブリックヘルスの視点で地域リソースとしての薬局・薬剤師を考えるー非臨床薬剤師の視点からー
梶野 愛 (東京大学大学院 薬学系研究科 博士後期課程)

私は、学部卒業以来一度も臨床現場で勤務したことのない非臨床薬剤師である。
一方で、薬剤師が地域の健康や医療に貢献する環境整備に寄与したいと考えてきた。そのような視点から個人的に行政的な制度や枠組みを通して地域の薬剤師を捉えた時、潜在的な貢献の可能性に比して、距離がある、関与する場面が非常に限定的な印象を持った。
どうすれば歩みを進められるか?といった思いから、現在のパブリックヘルスを主導する専門家たちとの接点を作る手がかりとして、まず相手の考えを知る必要があると思い立ち、School of Public Health (SPH)へ進学した。
SPHでは、パブリックヘルスを志すことを共通点とした多様なバックグラウンドの方が同級生になった。医師や看護師・保健師といった医療職でも救急や外科等の急性期の現場で従事されてきた方もいれば、地域保健分野で活躍されてきた方もいた。医療のバックグラウンドを持たないシステムエンジニアやコンサルタント職の方もいた。年齢も、学部卒業直後の20代前半から40代まで幅広く、子育てや介護中といった様々なライフステージの方が集い、地域社会の課題を捉える多様な視点に出会うことができた。講義では、ディスカッションのベースとなる知識の習得やそれぞれのバックグラウンドを活かした意見を持ち寄り議論する機会をたくさん得ることができた。これらを通して、相手の考えや強みを知るとともに自分たちの強みや特徴を再認識することができたと思う。また、志を同じくする薬剤師の他、協働が必要な場面で協力を求められる他職種へのつながりを得たことも大きな財産である。さらに、課題研究では、学生それぞれ持つ課題を解決するための一つの手段として研究を位置付け、適切な手法や実現可能な計画、進め方まで教員の方々の手厚い指導を受けることができた。その経験が、博士課程に進学してこれからもライフワークとして研究を続け、私の思う課題の解決に少しでも貢献していきたいと思うきっかけになっている。
本日は、薬剤師が強みを活かして地域で活躍するための入り口の1つとしてパブリックヘルスやSPHをご紹介する機会となれば幸いである。
【略歴】
2017年 名古屋市立大学薬学部薬学科 卒業
2025年 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻 修了
2025年 東京大学大学院薬学系研究科薬科学専攻 博士後期課程 現在に至る
一方で、薬剤師が地域の健康や医療に貢献する環境整備に寄与したいと考えてきた。そのような視点から個人的に行政的な制度や枠組みを通して地域の薬剤師を捉えた時、潜在的な貢献の可能性に比して、距離がある、関与する場面が非常に限定的な印象を持った。
どうすれば歩みを進められるか?といった思いから、現在のパブリックヘルスを主導する専門家たちとの接点を作る手がかりとして、まず相手の考えを知る必要があると思い立ち、School of Public Health (SPH)へ進学した。
SPHでは、パブリックヘルスを志すことを共通点とした多様なバックグラウンドの方が同級生になった。医師や看護師・保健師といった医療職でも救急や外科等の急性期の現場で従事されてきた方もいれば、地域保健分野で活躍されてきた方もいた。医療のバックグラウンドを持たないシステムエンジニアやコンサルタント職の方もいた。年齢も、学部卒業直後の20代前半から40代まで幅広く、子育てや介護中といった様々なライフステージの方が集い、地域社会の課題を捉える多様な視点に出会うことができた。講義では、ディスカッションのベースとなる知識の習得やそれぞれのバックグラウンドを活かした意見を持ち寄り議論する機会をたくさん得ることができた。これらを通して、相手の考えや強みを知るとともに自分たちの強みや特徴を再認識することができたと思う。また、志を同じくする薬剤師の他、協働が必要な場面で協力を求められる他職種へのつながりを得たことも大きな財産である。さらに、課題研究では、学生それぞれ持つ課題を解決するための一つの手段として研究を位置付け、適切な手法や実現可能な計画、進め方まで教員の方々の手厚い指導を受けることができた。その経験が、博士課程に進学してこれからもライフワークとして研究を続け、私の思う課題の解決に少しでも貢献していきたいと思うきっかけになっている。
本日は、薬剤師が強みを活かして地域で活躍するための入り口の1つとしてパブリックヘルスやSPHをご紹介する機会となれば幸いである。
【略歴】
2017年 名古屋市立大学薬学部薬学科 卒業
2025年 東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻 修了
2025年 東京大学大学院薬学系研究科薬科学専攻 博士後期課程 現在に至る
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