講演情報
[SY4-2]地域住民のニーズに合わせた地域包括ケアシステムの構築における自社の取り組み
山下 裕之 (株式会社M&C 営業部長・薬剤師)

地域包括ケアシステムとは、高齢者が要介護状態になっても、住み慣れた地域で自分らしい暮らしを人生の最後まで続けられるように、「住まい・医療・介護・予防・生活支援」の5つの要素を提供する体制のことで、2025年を見据え、厚生労働省が推進する社会基盤である。このシステムは、単に介護サービスを提供するだけでなく、包括的な支援体制を構築することを目的としている。そこで、地域包括ケアシステムを推進するためには、スムーズな多職種連携(医師・薬剤師・看護師、ケアマネージャー、介護職などが連携)が強く求められている。しかし実際の現場では、企業間の経営的理由と他職種間の情報共有や役割分担の難しさから、各職種が単独で活動し、円滑な連携が取られていない。
こうした背景のもと、当社では「薬局を起点とした実効性のある多職種連携」の構築を目指し、伝統的な薬局の役割に留まることなく、医療・介護・予防が一体となった包括的なケアシステムの構築に挑戦している。そのために、薬剤師のみならず、看護師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護ヘルパー、ケアマネージャー、登録販売者といった専門性を磨き続けるスタッフを在籍させ、キタバ薬局(15店舗)の他にグループホーム(2施設)、サ高住(2施設)、社会福祉法人として特別養護老人ホーム(1施設)を運営している。さらに、学校法人きたば学園 和歌山社会福祉専門学校を関連法人として持ち、将来の介護職員の人材育成にも努力している。
これにより、処方箋対応にとどまらず、患者一人ひとりに対して多角的な視点から支援を行う体制を整え、薬剤師を中心として、各職種が専門性を発揮できる役割分担を明確化し、定期的なカンファレンスや情報共有ツールを活用し、患者の状態変化や生活背景を職種横断的に把握し、適切な介入を行っている。
また当社では、健康寿命の延伸を目的として、キタバ健康フェア(検体測定)を通じ地域住民の健康意識の醸成、運動指導の知識と技術を有する薬剤師による生活習慣の予防と改善の視点に基づく服薬指導が可能となり、より包括的な支援を提供している。このような取り組みにより、患者のQOL向上だけでなく、重症化予防や医療資源の適正利用にも寄与している。
本シンポジウムでは、当社の試みをもとに、今後ますます薬局に必要とされる多職種連携の可能性と、現場で実現可能な手法について報告する。
【略歴】
2008年:摂南大学薬学部衛生薬学科 卒業
2008年:株式会社ユタカファーマシー入社 薬剤師
2010年:株式会社せいき(現株式会社M&C)キタバ薬局 入社 薬剤師
2013年:同社 薬局長
2016年:広島大学大学院医系科学研究科 受託研究員 修了
2019年:株式会社せいき(現株式会社M&C)キタバ薬局 エリアマネージャー
2024年:同社 第一営業部長
こうした背景のもと、当社では「薬局を起点とした実効性のある多職種連携」の構築を目指し、伝統的な薬局の役割に留まることなく、医療・介護・予防が一体となった包括的なケアシステムの構築に挑戦している。そのために、薬剤師のみならず、看護師、管理栄養士、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士、介護ヘルパー、ケアマネージャー、登録販売者といった専門性を磨き続けるスタッフを在籍させ、キタバ薬局(15店舗)の他にグループホーム(2施設)、サ高住(2施設)、社会福祉法人として特別養護老人ホーム(1施設)を運営している。さらに、学校法人きたば学園 和歌山社会福祉専門学校を関連法人として持ち、将来の介護職員の人材育成にも努力している。
これにより、処方箋対応にとどまらず、患者一人ひとりに対して多角的な視点から支援を行う体制を整え、薬剤師を中心として、各職種が専門性を発揮できる役割分担を明確化し、定期的なカンファレンスや情報共有ツールを活用し、患者の状態変化や生活背景を職種横断的に把握し、適切な介入を行っている。
また当社では、健康寿命の延伸を目的として、キタバ健康フェア(検体測定)を通じ地域住民の健康意識の醸成、運動指導の知識と技術を有する薬剤師による生活習慣の予防と改善の視点に基づく服薬指導が可能となり、より包括的な支援を提供している。このような取り組みにより、患者のQOL向上だけでなく、重症化予防や医療資源の適正利用にも寄与している。
本シンポジウムでは、当社の試みをもとに、今後ますます薬局に必要とされる多職種連携の可能性と、現場で実現可能な手法について報告する。
【略歴】
2008年:摂南大学薬学部衛生薬学科 卒業
2008年:株式会社ユタカファーマシー入社 薬剤師
2010年:株式会社せいき(現株式会社M&C)キタバ薬局 入社 薬剤師
2013年:同社 薬局長
2016年:広島大学大学院医系科学研究科 受託研究員 修了
2019年:株式会社せいき(現株式会社M&C)キタバ薬局 エリアマネージャー
2024年:同社 第一営業部長
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