講演情報

[SY4-5]多職種連携を基盤とした健康増進プログラムの構築と評価

北川 俊一 (株式会社M&C キタバ薬局 薬剤師・運動指導員)
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河内長野地区は大阪のベッドタウンとして発展してきた一方、高齢化の進展に伴い地域住民の健康維持・増進が喫緊の課題となった。キタバ薬局河内長野店には「健常者」から「要介護者」までのあらゆる健康段階の地域住民が日常的に訪れ、医療提供にとどまらず、介護予防の担い手としての機能が求められている。この特性を活かし、調剤・物販にとどまらず、運動・栄養・休養を包括した地域健康拠点モデルの構築に取り組んできた。本発表では、ジム開設から現在に至る段階的な発展の軌跡と多職種連携による運動支援の成果を報告し、社内完結型の多職種チームで、運動・栄養・薬物療法を一体的に支援できる汎用運動サービスモデルを紹介する。
2005年の開局当初より地域に根ざした薬局を目指し、2010年の通所介護サービス開始とともにジムエリアを開設した。健常者から要介護者まで安全に利用できる機器(9種12台:トレッドミル2台、エアロバイク2台、ローイング1台、チェストプレス1台、アブクランチ1台、レッグプレス1台、インナーアウターサイ1台、振動マシン3台/有酸素2種+筋力トレーニング6種)を設置し、低価格ジムとして地域に開放した。午前は通所介護サービス利用者が使用し、午後は地域住民への運動提供を行うという運営体制を確立した。ジムエリアはリハビリ環境としても活用し、要介護状態の利用者にも質の高い運動支援を提供してきた。事業拡大に伴いPT・OT・ST・看護師・スポーツトレーナーを社内に採用し多職種連携体制を強化した。この体制を基盤に、2020年の要支援から要介護への進行防止を目的とした短期集中型通所サービス(通所型サービスC)を開始し、多職種が共通目標を持つ協働体制を確立した。2023年末には施設改築に伴いジムを一時中断し、2025年12月に管理栄養士を加えた「キタバ健康クラブ」としてリニューアルオープンした。現在は通所サービスCで培った知見を活かした新プログラムの展開に取り組んでいる。
通所サービスC参加者では、握力・立位保持時間・歩行速度(TUGテスト)などの維持改善が確認され、個別症例では顕著な機能改善例も認められた。また本サービスを通じて、グループレッスンの有効性と有酸素運動の重要性に関する知見も得られた。この実績を「キタバ健康クラブ」の運動プログラムに反映した新規グループレッスンにも導入した。併せてその成果を報告する。


【略歴】
2012年 広島国際大学薬学部薬学科修士課程 修了
2012年 クオール株式会社に入社 薬剤師
2015年 同社 管理薬剤師
2016年 株式会社せいき(現M&C)に入社 薬剤師
2017年 同社 河内長野店 薬局長
2020年 同社 健康増進担当
現在に至る

認定資格
スポーツファーマシスト(認定番号2370014)ウエルネスファーマシスト(wph1403002)
日本薬剤師研修センター研修認定薬剤師(第3A-44-0120号)指導薬剤師(第18230396号)
日本トレーニング指導者協会認定トレーニング指導者
全米エクササイズ&スポーツトレーナー協会認定パーソナルトレーナー
予防医学指導士(PC10286号)

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