講演情報
[14-O-I002-02]入浴方法を考えて~個浴の良さとその人らしさ~
*熊谷 朱莉1、波多野 剛1 (1. 岐阜県 介護老人保健施設こころ)
入浴方法を機械浴から個浴に変更した事で、利用者様のADL向上等の良い効果が見られ職員の技術向上に繋がった為、報告する。機械浴撤去を行い個浴対応になった利用者様1名対象に取り組み、課題検討個別ケアを入浴中心で行った。その結果、個浴で利用者様の能力を活かしゆっくり入浴が出来意欲向上が出来た。またADL、QOLの向上がみられた。
【はじめに】
当施設では寝浴とチェアー浴、個浴を使用して入浴介助をしていた。
2023年7月に入浴方法の見直しに伴いチェアー浴を撤去する運びとなった。
【個浴の効能】
・利用者様のペースで入れて湯温を調整しやすい
・利用者様の能力を活かせる事と利用者様との信頼関係を築きやすい等
【対象者】Yさん女性
体格が良く車椅子使用。力が抜けず体の強張りあり。お風呂好き。座位、立位は何とか可能
【個浴対応で見えてきた課題】
・力抜けず足が突っ張り滑った・手すりが離せずスムーズに出入り出来ない
・職員も声掛けが伝わらず戸惑ってしまった・スムーズに入れない事による恐怖、不安増加
【課題に対する取り組み】
・浴室環境の整備・入浴動作の見直し・協力動作への声かけ方法の見直し
・利用者様の能力を活かせる支援をする
【結果】
足が滑りにくくなった。利用者様の能力を活かす事で自分も出来ると感じて頂けた。体の強張りが軽減し動きが良くなった。また、利用者様の事をより知る事が出来た。声掛けなどを変えた事で次の動作をスムーズに行えた。戸惑いが減りゆっくり入浴が出来気持ち良いと言われる事が増えた。恐怖心と不安の軽減が見られた。
【考察、まとめ】
今回個浴対応をした事で利用者様のペースでゆっくりと入浴出来た。それにより気持ち良い等の満足度向上と信頼関係を築く事が出来た。又観察眼や声掛けの方法等の職員側の技術向上に繋がった。利用者様の満足度を上げる事により意欲の向上が見られた。それに加え能力を活かす事が出来て、入浴動作の維持と向上が見られADLが向上した。
個浴で入浴する事で気持ち良いやゆっくり入れる等の満足度の向上はもちろんADLやQOLの向上も認められた。
今までの様に介護士側から見たその人らしさではなく、本人様が思う自分らしさ「諦めていたけど本当はこうしたい」等が本当のその人らしさであると理解する事が出来た。
当施設では寝浴とチェアー浴、個浴を使用して入浴介助をしていた。
2023年7月に入浴方法の見直しに伴いチェアー浴を撤去する運びとなった。
【個浴の効能】
・利用者様のペースで入れて湯温を調整しやすい
・利用者様の能力を活かせる事と利用者様との信頼関係を築きやすい等
【対象者】Yさん女性
体格が良く車椅子使用。力が抜けず体の強張りあり。お風呂好き。座位、立位は何とか可能
【個浴対応で見えてきた課題】
・力抜けず足が突っ張り滑った・手すりが離せずスムーズに出入り出来ない
・職員も声掛けが伝わらず戸惑ってしまった・スムーズに入れない事による恐怖、不安増加
【課題に対する取り組み】
・浴室環境の整備・入浴動作の見直し・協力動作への声かけ方法の見直し
・利用者様の能力を活かせる支援をする
【結果】
足が滑りにくくなった。利用者様の能力を活かす事で自分も出来ると感じて頂けた。体の強張りが軽減し動きが良くなった。また、利用者様の事をより知る事が出来た。声掛けなどを変えた事で次の動作をスムーズに行えた。戸惑いが減りゆっくり入浴が出来気持ち良いと言われる事が増えた。恐怖心と不安の軽減が見られた。
【考察、まとめ】
今回個浴対応をした事で利用者様のペースでゆっくりと入浴出来た。それにより気持ち良い等の満足度向上と信頼関係を築く事が出来た。又観察眼や声掛けの方法等の職員側の技術向上に繋がった。利用者様の満足度を上げる事により意欲の向上が見られた。それに加え能力を活かす事が出来て、入浴動作の維持と向上が見られADLが向上した。
個浴で入浴する事で気持ち良いやゆっくり入れる等の満足度の向上はもちろんADLやQOLの向上も認められた。
今までの様に介護士側から見たその人らしさではなく、本人様が思う自分らしさ「諦めていたけど本当はこうしたい」等が本当のその人らしさであると理解する事が出来た。