講演情報
[15-O-F003-02]入所者全員参加の誕生日会を開催してコロナウィルスクラスターを乗り越えて
*渡邊 芽依1、鶴見 新生1 (1. 東京都 介護老人保健施設池袋えびすの郷)
コロナウイルス感染によりこれまでのような入所者全員参加型の誕生日会イベントが実施できないでいた。しかしコロナウイルスが感染分類5類に変更され、従前の形式で誕生日会が開催できるようになった。その意義と今後の展望について発表したい。
当施設は入所100床の施設であるが、毎月第3日曜日に入所者100名が参加して誕生日会を開催してきた。そこでは、誕生日者を祝うだけでなく、ボランティアさんによる出し物、職員による催し、利用者さんも参加してのレクレーションも行ってきた。しかしながら2019年2月より合同で行ってきた誕生日会は各フロアで行うようにした。これはコロナウイスの感染拡大を予防するためである。そして2020年2月に初めてのコロナクラスターが発生して誕生日会自体が行えなくなった。さらに2022年は施設全体のお祭りイベント1フロアでしか開催できなかった。加えてノロウイルスのクラスターも発生して今年の1月まで誕生日会の開催を満足に行えなかった。 しかし、コロナウイルスが感染症分類2類から5類へと変更になった。これにより2024年2月より合同での誕生日会の再開が可能となる。そして5月には5年越しになる地元警察署を巻き込んでの職員の寸劇を開催できた。考察コロナを乗り越えて改めて、施設全体を巻き込むイベントが開催できた。改めて、誕生日会開催の意義を以下に確認する。1、施設入所者のささやかな楽しみの場の提供2、家族との交流の場3、職員のモチベーションアップ課題1、共に主体者となって誕生日会を盛り上げてくれる職員の育成2、この間疎遠になってしまったボロンティアさんとの関係の再構築