講演情報
[15-O-F004-06]共に楽しむレクリエーション喜びを分かち合い楽しく過ごせるデイケアを目指して
*大脇 麻紀1、脇田 のぞ美1 (1. 愛知県 介護老人保健施設デイケアセンタージョイフル名駅)
物づくりのレクリエーションを行う中で利用者様より実施方法について、一人一回はつまらない・何回も作りたい・なんで私は作れないの、と意見が聞かれた。そのことから職員間で話し合いを行い、改善の余地があった為、レクリエーションの更なる参加人数と満足度の向上目指しこのテーマに取り組むこととした。
【はじめに】
当デイケアセンターでは、理学療法士によるリハビリテーションを中心に、介護職員にて入浴サービスやレクリエーション活動を提供している。レクリエーションに関しては、夕方から送迎前の約1時間を利用して、運動系・文化系のプログラムを日替わりで行っている。その中でも、特に物づくりについてのつぶやきが30件のうち18件と多く今回取り組みを行うことになった。
【目的】
レクリエーションは生活の質を向上させ、更にストレスを軽減し、心身の健康を改善する効果があると言われている。また、ニーズの高い物づくりについて取り組み、利用者様の満足度向上のため職員間で話し合いを行い、物づくりについてのつぶやき件数を18件から5件へ減少・参加者を12名から20名に増やす取り組みを開始した。
つぶやき内容から「一回だけではなく、次回も参加したい」「手先を使うことが苦手だが、参加したいけどなんだか難しそう」といった声についても改善策を検討していく。
【方法】
1人1回の参加のため、複数回利用されている利用者様は参加が出来ず満足度低下になっている。また、入浴の順番により、物づくりに参加したいが遠慮される利用者様がみられる。手順の説明を行う職員が少なく、参加人数が限定され参加利用者様の減少がみられる。
この2項目について検討を行った。作品内容の見直しを行い、時間をかけて作成し達成感を感じられる内容に変更する。また、作品の内容・手順について職員間での勉強会を開催した。
【結果】
つぶやき件数、30件のうち18件と60%を占めていた、物づくりに関してのつぶやきであった。取り組みの目標値として、利用者様からのつぶやき18件から5件・1日の参加者12名から20名へ増加することを目標とした。
取り組み後に行った結果、物づくりに関してのつぶやき5件へ減少・1日の参加者20名へ増員することができた。
【考察】
物づくりについて利用者様からの声が多く挙がった要因として、週2回以上利用されている利用者様が6割を占めており、物づくりの参加は一作品一回として、1日で完成できるよう構成され、週の初めに参加して完成してしまうと次の利用日には参加ができず、またレクリエーションの実施時間と入浴・リハビリの時間帯が重なってしまうことや、レクリエーション担当職員一人での対応になるため、参加人数の制限を行っている状況があった。
取り組みの実施により、参加できる製作期間を3か月間に延ばしたことで週2回以上利用される利用者様がご自身のペースで参加することが出来るようになった。また、参加できるタイミングが増えたことにより、入浴やリハビリと重なり参加を遠慮されていた利用者様も参加できるようになった。物づくりのつぶやきが減少したことで、満足度の向上に繋がったと考えられる。
今回の取り組みを行ったことにより、満足度が向上した結果とともにその他いくつかの波及効果が見られた。
1点目は製作期間を3か月間に延長したことにより、継続的に行うことができ、利用者様同士の会話の題材となり完成が近づくにつれ、達成感を感じていただく事ができた。また、利用者様と職員のコミュニケーションが増え、共に楽しむ雰囲気をより一層深めることができ、喜びの言葉を頂くことができた。
2点目は、レクリエーション月間カレンダーを作成したことにより、利用者様同士で誘いあいや、作品を持ち帰った際に施設でどのような活動をしているのかを知って頂くことができ、家族様やケアマネージャーからも好評を頂けた。
【まとめ】
デイケアセンターはリハビリだけではなく新しい交流の場でもあると利用者様に感じていただける為に、介護職員によるアプローチを行っていく。そのために、レクリエーション活動に関してのミーティングの継続と、実施内容の見直し、ニーズに合わせた新しいレクリエーションの企画を行い、マンネリ化の防止と満足度の維持、向上に努めていく。
当デイケアセンターでは、理学療法士によるリハビリテーションを中心に、介護職員にて入浴サービスやレクリエーション活動を提供している。レクリエーションに関しては、夕方から送迎前の約1時間を利用して、運動系・文化系のプログラムを日替わりで行っている。その中でも、特に物づくりについてのつぶやきが30件のうち18件と多く今回取り組みを行うことになった。
【目的】
レクリエーションは生活の質を向上させ、更にストレスを軽減し、心身の健康を改善する効果があると言われている。また、ニーズの高い物づくりについて取り組み、利用者様の満足度向上のため職員間で話し合いを行い、物づくりについてのつぶやき件数を18件から5件へ減少・参加者を12名から20名に増やす取り組みを開始した。
つぶやき内容から「一回だけではなく、次回も参加したい」「手先を使うことが苦手だが、参加したいけどなんだか難しそう」といった声についても改善策を検討していく。
【方法】
1人1回の参加のため、複数回利用されている利用者様は参加が出来ず満足度低下になっている。また、入浴の順番により、物づくりに参加したいが遠慮される利用者様がみられる。手順の説明を行う職員が少なく、参加人数が限定され参加利用者様の減少がみられる。
この2項目について検討を行った。作品内容の見直しを行い、時間をかけて作成し達成感を感じられる内容に変更する。また、作品の内容・手順について職員間での勉強会を開催した。
【結果】
つぶやき件数、30件のうち18件と60%を占めていた、物づくりに関してのつぶやきであった。取り組みの目標値として、利用者様からのつぶやき18件から5件・1日の参加者12名から20名へ増加することを目標とした。
取り組み後に行った結果、物づくりに関してのつぶやき5件へ減少・1日の参加者20名へ増員することができた。
【考察】
物づくりについて利用者様からの声が多く挙がった要因として、週2回以上利用されている利用者様が6割を占めており、物づくりの参加は一作品一回として、1日で完成できるよう構成され、週の初めに参加して完成してしまうと次の利用日には参加ができず、またレクリエーションの実施時間と入浴・リハビリの時間帯が重なってしまうことや、レクリエーション担当職員一人での対応になるため、参加人数の制限を行っている状況があった。
取り組みの実施により、参加できる製作期間を3か月間に延ばしたことで週2回以上利用される利用者様がご自身のペースで参加することが出来るようになった。また、参加できるタイミングが増えたことにより、入浴やリハビリと重なり参加を遠慮されていた利用者様も参加できるようになった。物づくりのつぶやきが減少したことで、満足度の向上に繋がったと考えられる。
今回の取り組みを行ったことにより、満足度が向上した結果とともにその他いくつかの波及効果が見られた。
1点目は製作期間を3か月間に延長したことにより、継続的に行うことができ、利用者様同士の会話の題材となり完成が近づくにつれ、達成感を感じていただく事ができた。また、利用者様と職員のコミュニケーションが増え、共に楽しむ雰囲気をより一層深めることができ、喜びの言葉を頂くことができた。
2点目は、レクリエーション月間カレンダーを作成したことにより、利用者様同士で誘いあいや、作品を持ち帰った際に施設でどのような活動をしているのかを知って頂くことができ、家族様やケアマネージャーからも好評を頂けた。
【まとめ】
デイケアセンターはリハビリだけではなく新しい交流の場でもあると利用者様に感じていただける為に、介護職員によるアプローチを行っていく。そのために、レクリエーション活動に関してのミーティングの継続と、実施内容の見直し、ニーズに合わせた新しいレクリエーションの企画を行い、マンネリ化の防止と満足度の維持、向上に努めていく。