講演情報

[27-O-A004-03]見守りセンサーの活用~利用者の安全を守るために~

東京都 立嶋 舞 (デンマークイン新宿)
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見守りセンサーの活用 ~利用者の安全を守るために~デンマークイン新宿 介護科 立嶋舞【はじめに】当初、見守りセンサーの導入による試みに機械の使い方が分からず否定的な職員が多かった。見守りセンサーを活用したことでベッド周辺での転倒の防止と利用者様が看取りとなり居室で過ごす時間が増える中で寂しさの軽減、安心感へと繋がった事例2件を報告する。【事例】1E氏 90代 女性 要介護3 障害自立度B1 認知症3a 車椅子使用骨折の既往にて入所時から床センサーを使用していたが、1週間内に3回ヒヤリハットがあった。ベッドでの起き上がりや歩き出しがみられ、危険認識が低く安全確保が課題となり居室変更と見守りセンサーの使用となる。2M氏 90代 女性 要介護3 障害自立度A2 認知症3a 車椅子使用食事の減少、ADL低下にともない看取りとなる。居室で過ごされる時間が増えたことでベッド上での「誰かー、来てー、ここにいる?」という声出しや一人でいる寂しさの不安の訴えが多くなった。健康状態の確認や安心感の確保が課題となり見守りセンサーの使用となる。【取り組み】1・危険認識が低く転倒リスクがあるために見守りセンサーの活用。・動き出しが早いため見守りセンサーと床センサーを併用し、体動でのアラート時に訪室。・他者介入中においてもiPodtouchを携帯することで訪室対応を行った。・睡眠状態を把握するための目安としてデータ蓄積。夜間覚醒時の記録の情報共有。2・健康状態を参考までに把握するために活用。 ・見守りセンサー反応時に訪室することで安心感を与える声かけを行った。 ・ステーション内で適宜、iPadでリアルタイム画面を確認しバイタルや安全確認を行った。【結果・考察】1見守りセンサーが体動を感知しベッド上での動作内容を画面表示や音声機能の通知にて状況を把握し訪室したことで早期発見に繋がり滑落、転倒を防止することができた。・夜間覚醒時の記録と蓄積したデータを照らし合わせたことで覚醒する時間帯(22時~23時/3時~4時)を把握することができた。2声出しや体動が多い時は、訪室し安全確認と安堵する言葉がけにて安心感へと繋がった。・心拍数・呼吸数の変動をリアルタイムで測定できることで健康状態の把握に役立てた。【おわりに】見守りセンサーを使用することで居室で過ごす利用者様の24時間の状況把握が出来、安全を守れると感じた。職員は転倒事故に対して体動のアラート時点で訪室を行うことで予防意識の向上や見守りセンサーの必要な利用者様に使用できるようカンファレンスを行い変更するなどの意識の変化がみられた。今後も蓄積されたデータを活用し定期的に行動パターンや睡眠状態を把握しモニタリングを行うことで引き続き、安全な環境の提供・確保に繋げていきたい。