講演情報
[27-O-C001-02]最期にかかわることができて良かった
愛媛県 ○秋月 絵美 (老人保健施設いしづち苑)
【はじめに】
当施設は愛媛県西条市、55床の老人保健施設で、令和5年度は8名、令和6年度は13名の看取りを行った。ターミナルケアに対し個人的に不安を感じる経験があったため、今年度ターミナル委員になったこともあり他の職員はどう感じているのか気になった。アンケートを行い、アンケート結果から働きやすい環境づくりへの取り組みを報告する。
【方法】
入所職員看護職8名、介護職19名、計27名にアンケート調査を行った。6/4にエンディングノートを配布、各自記入後、6/24-7/6に選択式5問、記述式6問のアンケートを実施。
【結果・考察】
回答率88%
1)昨年度ターミナルケアに対応しましたか はい20人 いいえ4人
2)ターミナルケアについて不安やストレスを感じたことがありますか ある15人 ない9人
ターミナルケアについて不安やストレスを感じている職員が62.5%、3年未満0%、3-10年未満100%、10-20年未満67%、20年以上70%で、経験年数には関係ないといえる。
不安やストレスを感じていないと答えた職員は、経験年数3年未満100%、3-10年未満0%、10-20年未満33%、20年以上30%で、経験が多いほど不安やストレスを感じていないこともわかる。3年未満の職員がストレスを感じていないと答えたのは、具体的なイメージがないなど経験がないことで逆に不安を感じていないと思われる。
3)ターミナルケアで感じたストレスが軽減されたきっかけがありますか ある19人 ない5人
ストレスの軽減については、79.1%の職員が軽減したきっかけがあると答えた。ないと答えた職員は20.9%で、経験年数3年未満0%、3-10年未満50%、10-20年未満33%、20年以上10%と、経験年数が少ないほど軽減したきっかけがつかめていないことがわかる。
不安やストレスが軽減したきっかけがあるという答えに多かったのは、話をきいてもらう5人、アドバイスをもらう3人、学ぶ、かかわりを増やす、家族からの言葉などがあった。
4)不安やストレスを軽減するための工夫については、かかわる機会を増やすが4人、学ぶが3人、体調管理や気持ちを切り替えるなど自己管理もあった。
5)エンディングノートを作成し、自分自身の最期に向き合うことでターミナルケアについての考え方が変わりましたか はい7人 いいえ17人
エンディングノートを作成してみてターミナルケアに対する考え方がかわったかという質問にはいいえが70.8%で、看取った人数5人以上64.1%、2-5人29.4%と、看取った人数が多いほど考え方に変化がなく、経験や知識があることでターミナルケアを理解し取り組めているといえる。
経験年数に対し看取りの数が少なく、最期に居合わせたことがターミナルケアという認識の職員がおり、ターミナルケアに対する認識の違いもあった。
6)ターミナルケアについて良かったことについては、本人や家族とのかかわりが持てた、苦痛の緩和ができた、最期に立ち会えた、本人の希望を叶えることができた、感謝の気持ちをいただいたがあった。
7)今後ターミナルケアに対して取り組みたいこととして、かかわりを増やすが8人、希望を叶えてあげたいが7人など最期まで本人らしく過ごせるための取り組みへの意見が多かった。
アンケートの答えの中に、かかわりを増やす、学ぶ、感謝の言葉などが多くみられた。本人、家族とのかかわりが増えることで意向の確認ができ、良いケアが出来たと思えることが職員の満足度に繋がっていると考える。
【まとめ】
アンケート結果から、不安やストレスを自分なりに工夫し軽減できている職員が多くみられた。今後は、自信を持ってターミナルケアに取り組めるよう、知識や経験を増やせるように定期的に研修を実施する。不安やストレスが軽減したきっかけで多かった話をきいてもらう、アドバイスをもらうについては、話しかけやすい雰囲気づくりや声かけを行う。現在のデスカンファレンスは、看取り後のアンケート報告や情報共有で終わっていたため、アンケート内容を見直す。ターミナルケアとして取り組みたいことをターミナル委員が職員にヒアリングを行い、委員会でも実現をサポートしていく。
職員全員が「最期にかかわることができて良かった」と思えるように、取り組みたい。
当施設は愛媛県西条市、55床の老人保健施設で、令和5年度は8名、令和6年度は13名の看取りを行った。ターミナルケアに対し個人的に不安を感じる経験があったため、今年度ターミナル委員になったこともあり他の職員はどう感じているのか気になった。アンケートを行い、アンケート結果から働きやすい環境づくりへの取り組みを報告する。
【方法】
入所職員看護職8名、介護職19名、計27名にアンケート調査を行った。6/4にエンディングノートを配布、各自記入後、6/24-7/6に選択式5問、記述式6問のアンケートを実施。
【結果・考察】
回答率88%
1)昨年度ターミナルケアに対応しましたか はい20人 いいえ4人
2)ターミナルケアについて不安やストレスを感じたことがありますか ある15人 ない9人
ターミナルケアについて不安やストレスを感じている職員が62.5%、3年未満0%、3-10年未満100%、10-20年未満67%、20年以上70%で、経験年数には関係ないといえる。
不安やストレスを感じていないと答えた職員は、経験年数3年未満100%、3-10年未満0%、10-20年未満33%、20年以上30%で、経験が多いほど不安やストレスを感じていないこともわかる。3年未満の職員がストレスを感じていないと答えたのは、具体的なイメージがないなど経験がないことで逆に不安を感じていないと思われる。
3)ターミナルケアで感じたストレスが軽減されたきっかけがありますか ある19人 ない5人
ストレスの軽減については、79.1%の職員が軽減したきっかけがあると答えた。ないと答えた職員は20.9%で、経験年数3年未満0%、3-10年未満50%、10-20年未満33%、20年以上10%と、経験年数が少ないほど軽減したきっかけがつかめていないことがわかる。
不安やストレスが軽減したきっかけがあるという答えに多かったのは、話をきいてもらう5人、アドバイスをもらう3人、学ぶ、かかわりを増やす、家族からの言葉などがあった。
4)不安やストレスを軽減するための工夫については、かかわる機会を増やすが4人、学ぶが3人、体調管理や気持ちを切り替えるなど自己管理もあった。
5)エンディングノートを作成し、自分自身の最期に向き合うことでターミナルケアについての考え方が変わりましたか はい7人 いいえ17人
エンディングノートを作成してみてターミナルケアに対する考え方がかわったかという質問にはいいえが70.8%で、看取った人数5人以上64.1%、2-5人29.4%と、看取った人数が多いほど考え方に変化がなく、経験や知識があることでターミナルケアを理解し取り組めているといえる。
経験年数に対し看取りの数が少なく、最期に居合わせたことがターミナルケアという認識の職員がおり、ターミナルケアに対する認識の違いもあった。
6)ターミナルケアについて良かったことについては、本人や家族とのかかわりが持てた、苦痛の緩和ができた、最期に立ち会えた、本人の希望を叶えることができた、感謝の気持ちをいただいたがあった。
7)今後ターミナルケアに対して取り組みたいこととして、かかわりを増やすが8人、希望を叶えてあげたいが7人など最期まで本人らしく過ごせるための取り組みへの意見が多かった。
アンケートの答えの中に、かかわりを増やす、学ぶ、感謝の言葉などが多くみられた。本人、家族とのかかわりが増えることで意向の確認ができ、良いケアが出来たと思えることが職員の満足度に繋がっていると考える。
【まとめ】
アンケート結果から、不安やストレスを自分なりに工夫し軽減できている職員が多くみられた。今後は、自信を持ってターミナルケアに取り組めるよう、知識や経験を増やせるように定期的に研修を実施する。不安やストレスが軽減したきっかけで多かった話をきいてもらう、アドバイスをもらうについては、話しかけやすい雰囲気づくりや声かけを行う。現在のデスカンファレンスは、看取り後のアンケート報告や情報共有で終わっていたため、アンケート内容を見直す。ターミナルケアとして取り組みたいことをターミナル委員が職員にヒアリングを行い、委員会でも実現をサポートしていく。
職員全員が「最期にかかわることができて良かった」と思えるように、取り組みたい。
