講演情報
[27-O-I002-02]笑顔とQOLの向上に繋がった食事レクリエーション愛知の文化モーニング
愛知県 ○伊藤 奈美 (老人保健施設かいこう)
【はじめに】
私たち、医療法人 偕行会は愛知県名古屋市を中心に急性期から回復期までを担う。当施設は港区に位置し、入所100床(内一般床60床、認知症専門棟40床)の従来型の施設である。
コロナ禍より外出や面会に制限がある中、施設生活での楽しみを作っていただけるよう昼食バイキングや季節の食事の提供、ご利用者と一緒におやつ作りなど食事レクリエーションに力を入れてきた。ご利用者が楽しめるレクリエーションを試行錯誤の中、何か施設生活では非日常で定期的に開催できるレクリエーションはないかと考え、愛知県の文化でもあるモーニングを開催した。大好評で定期開催となる。
また嚥下調整食を提供しているご利用者も楽しめる食事レクリエーションを企画、実施し食事への興味が表情の変化で見ることが出来、ご家族との交流の場に繋げた食事レクリエーションの効果について報告する。
【当施設の食事形態について】
(食事形態)
主食:米飯、軟飯、全粥、ゼリー粥
副食:常食、一口大、やわらか食、ミキサー食、ソフト食
(対象)
一般床のご利用者60名
(食事形態の割合)
常食(常食、一口大)49%
嚥下調整食(やわらか食、ミキサー食、ソフト食)38%
経管栄養13%
【現行のレクリエーション】
毎日短時間で行うレクリエーションに加え、運動会や紙芝居など毎月担当を決めてレクリエーションを行う。食事のレクリエーションを毎月2.3回程開催。
【食事レクリエーションの内容】
春:たけのこご飯・桜餅 夏:そうめん・かき氷 秋:じゃがバター・さんま 冬:ぜんざいなど季節に合わせた食事。
【取り組み】
1.愛知県出身のご利用者が多く、入所前に友達と毎日喫茶店でモーニングを食べていたとの声が聞かれたため、月に1回朝10:00のコーヒーと共に焼きたてのパンを提供。トッピング:あんこ、ジャム 付け合わせ:ヨーグルト 飲み物:コーヒー、紅茶、ココア、昆布茶、緑茶をメニューから選ぶ。施設でも喫茶店のような体験をしてもらう。
2.嚥下調整食を提供しているご利用者へは、自身と他者の食事を比較し、食事の満足度が低下している事を感じた。食事での満足度をいかに上げるかを言語聴覚士、管理栄養士、看護職員、介護職員で検討。家族にレクリエーション時、通常食の提供をする際のリスク説明。同意を得た上で、食事レクリエーションを行う際は常食を提供。フライヤーでコロッケを揚げ、熱々のまま提供するなどメニューの幅を少しずつ広げている。
【結果】
食事に対し無関心で表情も乏しいご利用者が食事レクリエーションを行う事を伝えるとはにかんだ笑顔になる。コロッケは食事量が低下しているご利用者への反応が良く、コロッケが食事摂取量増加のきっかけに繋がった。
【家族との交流の場】
コロナ禍以降外出や外泊の機会が減り、家族での食卓を囲むことが少なくなった。食事レクリエーションを充実させ、家族を招待する企画を立案。参加頂ける家族も多く、ご利用者が家族に自身の食事形態を紹介したり、食べる姿を見ていただくことで、家族の安心に繋がった。また食事を通してご利用者と家族が交流する機会を作る事が出来た。
【まとめ】
嚥下調整食のご利用者にも楽しんで頂ける食事を多職種で検討した結果、レクリエーション時には常食を提供することで、食事への満足度を上げることが出来た。食事レクリエーションを通じて食事の摂取量が上がり、生活への意欲、QOLの向上を実感した。今後も嗜好に合わせてご利用者、家族、職員が一緒に楽しみながら交流の場を広げ、レクリエーションを通じた施設生活の充実に繋げたい。また家族との食事会に加え、外出時に家族へ同行を呼びかけ、施設外への外出のサポートも行い、施設生活の中でもご利用者、家族が安心し楽しめる生活を支援していきたい。
私たち、医療法人 偕行会は愛知県名古屋市を中心に急性期から回復期までを担う。当施設は港区に位置し、入所100床(内一般床60床、認知症専門棟40床)の従来型の施設である。
コロナ禍より外出や面会に制限がある中、施設生活での楽しみを作っていただけるよう昼食バイキングや季節の食事の提供、ご利用者と一緒におやつ作りなど食事レクリエーションに力を入れてきた。ご利用者が楽しめるレクリエーションを試行錯誤の中、何か施設生活では非日常で定期的に開催できるレクリエーションはないかと考え、愛知県の文化でもあるモーニングを開催した。大好評で定期開催となる。
また嚥下調整食を提供しているご利用者も楽しめる食事レクリエーションを企画、実施し食事への興味が表情の変化で見ることが出来、ご家族との交流の場に繋げた食事レクリエーションの効果について報告する。
【当施設の食事形態について】
(食事形態)
主食:米飯、軟飯、全粥、ゼリー粥
副食:常食、一口大、やわらか食、ミキサー食、ソフト食
(対象)
一般床のご利用者60名
(食事形態の割合)
常食(常食、一口大)49%
嚥下調整食(やわらか食、ミキサー食、ソフト食)38%
経管栄養13%
【現行のレクリエーション】
毎日短時間で行うレクリエーションに加え、運動会や紙芝居など毎月担当を決めてレクリエーションを行う。食事のレクリエーションを毎月2.3回程開催。
【食事レクリエーションの内容】
春:たけのこご飯・桜餅 夏:そうめん・かき氷 秋:じゃがバター・さんま 冬:ぜんざいなど季節に合わせた食事。
【取り組み】
1.愛知県出身のご利用者が多く、入所前に友達と毎日喫茶店でモーニングを食べていたとの声が聞かれたため、月に1回朝10:00のコーヒーと共に焼きたてのパンを提供。トッピング:あんこ、ジャム 付け合わせ:ヨーグルト 飲み物:コーヒー、紅茶、ココア、昆布茶、緑茶をメニューから選ぶ。施設でも喫茶店のような体験をしてもらう。
2.嚥下調整食を提供しているご利用者へは、自身と他者の食事を比較し、食事の満足度が低下している事を感じた。食事での満足度をいかに上げるかを言語聴覚士、管理栄養士、看護職員、介護職員で検討。家族にレクリエーション時、通常食の提供をする際のリスク説明。同意を得た上で、食事レクリエーションを行う際は常食を提供。フライヤーでコロッケを揚げ、熱々のまま提供するなどメニューの幅を少しずつ広げている。
【結果】
食事に対し無関心で表情も乏しいご利用者が食事レクリエーションを行う事を伝えるとはにかんだ笑顔になる。コロッケは食事量が低下しているご利用者への反応が良く、コロッケが食事摂取量増加のきっかけに繋がった。
【家族との交流の場】
コロナ禍以降外出や外泊の機会が減り、家族での食卓を囲むことが少なくなった。食事レクリエーションを充実させ、家族を招待する企画を立案。参加頂ける家族も多く、ご利用者が家族に自身の食事形態を紹介したり、食べる姿を見ていただくことで、家族の安心に繋がった。また食事を通してご利用者と家族が交流する機会を作る事が出来た。
【まとめ】
嚥下調整食のご利用者にも楽しんで頂ける食事を多職種で検討した結果、レクリエーション時には常食を提供することで、食事への満足度を上げることが出来た。食事レクリエーションを通じて食事の摂取量が上がり、生活への意欲、QOLの向上を実感した。今後も嗜好に合わせてご利用者、家族、職員が一緒に楽しみながら交流の場を広げ、レクリエーションを通じた施設生活の充実に繋げたい。また家族との食事会に加え、外出時に家族へ同行を呼びかけ、施設外への外出のサポートも行い、施設生活の中でもご利用者、家族が安心し楽しめる生活を支援していきたい。
