講演情報

[27-O-L012-05]電気式足温浴機械の活用で、利用者の歩行能力向上電気式足温浴機械の効果を測定

東京都 徳田 龍男 (介護老人保健施設池袋えびすの郷)
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【目的】対象者のA様は以前サークル歩行器にて歩行されていたが転倒後車椅子になった。3ヶ月以上経過したが、車椅子に依存されている。訓練場面での歩行能力には問題ないと担当PTより評価を頂いていた。私は足温浴の機械を活用し、A様が以前のように歩行器を使用しての歩行が出来ないかと考えた。【方法】A様の訓練メニューとしては、足浴を20分実施後1日を通して・サークル歩行器にてフロアを1周(50m)・エルゴメーター20分・立位訓練10回の3点を3ヶ月続けた。【成績】1. 身体的効果血行促進 足元を温めることで全身の血流が良くなり、代謝や筋肉の動きが活性化される。関節のこわばりや筋緊張の緩和につながり、歩行や立位の安定性が向上。冷えの改善がされた。下肢の冷えは転倒リスクや活動意欲の低下につながるため、改善することで日常動作への意欲が増した。2. 心理的効果リラックス効果・不安の軽減安心感や穏やかな気持ちが生まれ、自発的な行動を引き出した。特に認知症のあるA様には情緒の安定をもたらした。コミュニケーションの機会足浴中の会話を通じて、職員との信頼関係が深まった。「やってもらう」だけでなく、「自分でやってみよう」という意欲を引き出した。3. 生活動作(ADL)への影響、特に活動量の増加 足が軽く感じられることで、「トイレまで歩いてみよう」「部屋の中を移動してみよう」といった行動のきっかけにもなった。【結論】・歩行能力の向上だけでなく、様々な生活場面で積極的になった。ADLと精神活動の向上の相乗効果が見られた。