講演情報
[27-O-MB02-06]生成AIを活用したケアプランの原案作成に関する研究
埼玉県 ○小林 勝和, 橋本 昌幸 (大宮ナーシング・ピア)
【はじめに】
令和2年より介護記録システムを導入し、書類作成の効率化を図ってきたが、さらなる業務負担軽減策として生成AIの活用に着目した。生成AIを活用することで、誤字・脱字の修正やケアプラン作成業務の時間短縮が期待できると考えた。そこで本研究では、生成AIを用いてケアプラン原案を作成し、その実用性を検証することとした。
【研究の目的】
本研究では、生成AIを用いてケアプラン原案を作成し、以下の点について検証することを目的とする。
・誤字・脱字の修正精度は十分か
・ケアプラン作成に要する時間が短縮できるか
【研究方法】
・ケアプラン原案作成の対象は、入所期間3カ月以上施設で生活をしている入所者とした。
・無料で利用可能な生成AI3種(ChatGPT、Copilot、Gemini)を比較し、使用ツールを選定
・選定した生成AIを用いて、あらかじめ準備した利用者情報と指示書を入力し、ケアプラン原案を作成
・誤字・脱字修正の有無を確認
・通常手作業での作成と所要時間を比較
【結果】
1. 生成AIの選定
3種の生成AIを比較検討した結果、操作の簡便さと即時性を評価し、Microsoft Copilotを使用することとした。CopilotはWindowsOSのPCに標準搭載されており、アカウント登録不要で即時に利用可能であった。
2.ケアプラン 原案の作成
初期段階では当施設のケアプラン様式と違う形式での出力が見られたが、指示書を変更することで意図に沿った出力が可能となった。作成手順は以下の通りである。
・利用者情報(カンファレンス記録とADL表等)を読み込ませる
・指示書を入力する
・ケアプラン原案を生成する
利用者情報と指示書の入力からケアプラン原案の生成には約5分を要し、その後の微調整に約5分を費やした。
3. 誤字・脱字の修正
誤字・脱字の修正精度を確認するため、利用者情報内に意図的に誤記を含めたが、ケアプラン原案生成する際には高精度な誤字や脱字の修正変換が確認できた。意味を損なうような修正ミスはなく、文法的にも整っていた。
4. 作成時間の比較
通常、ケアプラン1件の作成に約20分を要していた。本研究では、生成AIに利用者情報と指示書の入力からケアプラン原案の生成に約5分、微調整に約5分を要し、全体の所要時間は約10分であった。結果として、作成時間は約10分短縮された
【最後に】
本研究では、生成AIの導入によるケアプラン原案作成の効率化と誤字・脱字の修正精度向上について一定の成果が得られた。今後は、より多くの事例を通じて実用性を深めるとともに、ケアの質を損なわない形でAIを活用できる方法を検討していきたい。
令和2年より介護記録システムを導入し、書類作成の効率化を図ってきたが、さらなる業務負担軽減策として生成AIの活用に着目した。生成AIを活用することで、誤字・脱字の修正やケアプラン作成業務の時間短縮が期待できると考えた。そこで本研究では、生成AIを用いてケアプラン原案を作成し、その実用性を検証することとした。
【研究の目的】
本研究では、生成AIを用いてケアプラン原案を作成し、以下の点について検証することを目的とする。
・誤字・脱字の修正精度は十分か
・ケアプラン作成に要する時間が短縮できるか
【研究方法】
・ケアプラン原案作成の対象は、入所期間3カ月以上施設で生活をしている入所者とした。
・無料で利用可能な生成AI3種(ChatGPT、Copilot、Gemini)を比較し、使用ツールを選定
・選定した生成AIを用いて、あらかじめ準備した利用者情報と指示書を入力し、ケアプラン原案を作成
・誤字・脱字修正の有無を確認
・通常手作業での作成と所要時間を比較
【結果】
1. 生成AIの選定
3種の生成AIを比較検討した結果、操作の簡便さと即時性を評価し、Microsoft Copilotを使用することとした。CopilotはWindowsOSのPCに標準搭載されており、アカウント登録不要で即時に利用可能であった。
2.ケアプラン 原案の作成
初期段階では当施設のケアプラン様式と違う形式での出力が見られたが、指示書を変更することで意図に沿った出力が可能となった。作成手順は以下の通りである。
・利用者情報(カンファレンス記録とADL表等)を読み込ませる
・指示書を入力する
・ケアプラン原案を生成する
利用者情報と指示書の入力からケアプラン原案の生成には約5分を要し、その後の微調整に約5分を費やした。
3. 誤字・脱字の修正
誤字・脱字の修正精度を確認するため、利用者情報内に意図的に誤記を含めたが、ケアプラン原案生成する際には高精度な誤字や脱字の修正変換が確認できた。意味を損なうような修正ミスはなく、文法的にも整っていた。
4. 作成時間の比較
通常、ケアプラン1件の作成に約20分を要していた。本研究では、生成AIに利用者情報と指示書の入力からケアプラン原案の生成に約5分、微調整に約5分を要し、全体の所要時間は約10分であった。結果として、作成時間は約10分短縮された
【最後に】
本研究では、生成AIの導入によるケアプラン原案作成の効率化と誤字・脱字の修正精度向上について一定の成果が得られた。今後は、より多くの事例を通じて実用性を深めるとともに、ケアの質を損なわない形でAIを活用できる方法を検討していきたい。
