講演情報
[27-O-P201-02]外国籍職員の育成について日本語の会話に自信がもてる
愛知県 ○柴田 紗希, 岩田 誠 (介護老人保健施設フラワーコート江南)
【はじめに】外国籍職員の育成について前回の老健大会の発表を聞き、自施設でも外国籍職員の育成について必要であると感じた。具体的には、他施設ではユニットリーダーになる外国籍職員もいるが、自施設では外国籍職員を受け入れているがユニットリーダーを担当している職員はいない。ご家族への電話連絡も行えていない職員もおり、介護職員に必要な能力を身に着けてもらえるよう、外国籍職員へかかわった取り組みについて報告します。【対象/方法】現在、外国籍職員が15名所属しており、EPA職員が9名、特定技能が6名いる。その中でご家族への電話連絡ができる職員が1名のみであった。電話連絡は、相手の表情を見ることができないことと、しっかりとヒアリングができないと、会話を行うことが難しいため、電話連絡を苦手としている職員が多くいた。そこで2025年12月までを目標として各フロアの外国籍職員1名(計5名)、を対象に、電話対応(最近のご利用者の状態報告・事故報告・物品依頼)が行えるようにすることを目標とした。【事例/経過】今まで外国籍職員の電話対応に対しては、本人たちの不安な気持ちを汲み、積極的に教育が進められていない現状があった。今年度は、外国籍職員の中で3名の職員が介護福祉士の資格を取得することがでたため、次は日本語の能力を上げてもらうことを目標とした。外国籍の職員のうちコミュニケーションの能力が高い人(日本語検定N2)や、介護福祉士の資格を取得した職員など各フロア1名(計5名)の対象者を選定した。施設では、電話連絡の対応マニュアルがあり、そのマニュアル用いて各フロアで本人とユニットリーダーが月1回電話応対練習の時間を設け、施設の内線で電話に積極的に出ることとした。少しずつ施設内でのカンファレンスや退所判定にも参加し、多くの職員の前で発言することで本人たちの自信に繋がるようにしていった。【結果】外国籍職員の電話応対ついては、各職員の不安は大きく現在も進行形で教育を行っている。不安な気持ちとして「施設の職員はゆっくり話してくれるが、ご家族だと早口で聞き取りにくい事があるため不安だ」。また、「将来的にユニットリーダーになりたいと思っているが、ご家族とのやり取りが今以上に必要であるので不安がある」と言う職員がいた。今後も施設内での電話練習を行い、不安が少しでも軽減するように努めていく。【考察】今まで外国籍職員の育成が進まなかった理由として外国籍職員の不安な気持ちを尊重しすぎて勧められなかった現状がある。今後は外国籍職員と不安な気持ちを解消しながら電話連絡の対応を進めていく。各フロアのリーダーには外国籍職員の育成に対して毎月のリーダー会議で進歩状況を把握し目標を達成できるようにする。【まとめ】今回、5名の外国籍職員の教育を行い少しずつではあるが電話連絡の対応ができるように指導をしている。その中の1名はリーダー養成研修に参加しリーダーを目指してくれている。外国籍職員の不安を軽減させ、日本人と同じように業務を行うことでフロア職員の業務が平等になり、離職防止にも繋がると感じたため継続して育成を行っていく。
