講演情報
[28-O-A009-07]職員全体で取り組む5S活動~清潔で安全な環境づくり
山口県 ○増澤 千明 (老人保健施設みのり苑)
【はじめに】
5S活動とは、「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の5つを推進し、職場の環境を改善する活動の事である。当施設では、昨年より環境整備の係を発足し、そのメンバーを中心として5S活動に取り組んできた。その結果、施設内の雑然とした状態の改善と、清潔な環境作りを行うことが出来た。
しかし、特定の職員による活動であった為、職員全体への5S活動に対する意識付けが出来ていなかったことにより、改善された環境が時間の経過と共に徐々に元の状態に戻る傾向にあることが課題となった。今年は、そうした課題も踏まえた上で、清潔で安全な環境を維持する為に再び5S活動を掲げ、環境整備に取り組んだので報告する。
【目的】
環境整備に対する職員全体の意識の向上を図り、環境改善を実施、維持する。
【実施内容】
1)職員全体に環境整備に関するアンケートを実施
施設内の現状の把握や問題点の抽出を行った。また、職員の5S活動に対する認識を確認するとともに、活動がもたらす効果や目的についての情報を共有した。
2)アンケートの回答を集計・分析
「ホール・カウンター」、「器材庫」、「リネン庫」、「浴室・脱衣所」、「汚物処理室・トイレ物置」、「ステーション・スタッフ休憩室」の6箇所において、環境整備の問題点がある事が見えてきた。
3)各場所に担当職員を配置し、3S活動を実施
各場所を一つのセクションとし、それぞれに担当の職員を配置する事とした。各セクションでは、担当職員を中心として3S(整理・整頓・清掃)活動を定期的に実施した。
4)取り組み内容を評価・分析
評価表を用いて毎月の実施状況を評価した。それらの評価結果や各担当者の報告等を総合的に判断することで、活動により改善した点や今後の課題を明確に把握する事とした。
5)職員全体への情報共有、継続的なアンケートの実施物品の保管場所や整頓手順、情報の伝達手順等の職員全体への伝達事項を発信し、必要な情報の共有を密に行った。また、5S活動を進めていく中で、職員へのアンケートを継続的に実施し、職員個々人の活動への取り組み状況や活動に対する認識の変化などの把握を行った。
【結果】(一例として)
1)不用品の処分
ホール内にあった収納棚にはレクリエーションに使う物品等の多くの物が乱雑に置かれており、棚の1番上まで物が積まれる様にして置いてある状態であった。しかし、古くからある物品等は、誰が準備した物なのか、何に使用する物なのかが分からなくなっており、処分しようにも誰に確認すれば良いのか、どの様に判断すれば良いのかが曖昧で処分出来ない状態となっていた。
しかし、今回、各セクションの担当職員を決定し、処分などの判断の決定を当該の担当職員が行う様にした事で、古くなり使用されなくなった物や使用用途が曖昧な物等の不要品の処分を行うことができ、使用頻度の高い物が明確になり使用しやすくなった。
2)配置決定
器材庫内の棚の物品の使用頻度や出し入れのしやすさを考慮して定位置を決定し、テプラや張り紙を使用して保管場所が目で見て分かりやすくなるよう表示を行った。これにより、職員によっての保管場所のばらつきが無くなり、物品の管理なども容易になり、紛失も防止する事が出来た。
3)異常発見時等の情報の一元管理化
以前までは、設備や物品の点検、清掃時に見付けた問題箇所などは発見者が管理者等に報告して対処していたが、個人単位での報告であった為、対処の不備や状態の改善確認に不備が生じる事もあった。
しかし、各セクションの担当職員を決定した事で、そうした異常部分の情報なども担当職員に一度集約される様になり、情報が一元管理されることで、対処の不備を減らし、対処後の該当箇所の確認も確実に行う事が出来るようになった。
4)3S状態の維持
以前は環境整備が行われても、時間経過で元の状態に戻ってしまっていたが、各セクションの担当職員を中心として3S活動を行い、評価・分析を繰り返す事で、3S状態を維持する事が出来るようになった。
5)職員全体の意識の向上
継続的にアンケートを実施した結果、5S活動を行うことで業務の効率化に繋がっていると思うとの意見が聞かれた。
【考察】
各セクションごとに担当職員を決定した事で、不要物品の処分の判断が出来るようになり、職員が使用しやすい整理された職場を作る事が出来た。また、担当職員に一度情報が集約される事で、連絡や確認ミスなどのヒューマンエラーを減らす事が出来たと考える。
そして、全職員が参加する形で5S活動を行い、保管場所や整頓手順、情報の伝達手順等が統一され、取り組みの内容を繰り返し評価していく事で、清潔で安全な環境を維持する事が出来たと考える。
【まとめ】
今回、5S活動に取り組んだ事で、職場の物理的な環境改善が行われ、動線や作業工程等の無駄を省く事ができ、業務の効率化に繋がった。また、職員全体で取り組んだ事で、個々の職員の意識も向上し、改善環境の維持も行えている。
5S活動とは、「整理・整頓・清掃・清潔・躾」の5つを推進し、職場の環境を改善する活動の事である。当施設では、昨年より環境整備の係を発足し、そのメンバーを中心として5S活動に取り組んできた。その結果、施設内の雑然とした状態の改善と、清潔な環境作りを行うことが出来た。
しかし、特定の職員による活動であった為、職員全体への5S活動に対する意識付けが出来ていなかったことにより、改善された環境が時間の経過と共に徐々に元の状態に戻る傾向にあることが課題となった。今年は、そうした課題も踏まえた上で、清潔で安全な環境を維持する為に再び5S活動を掲げ、環境整備に取り組んだので報告する。
【目的】
環境整備に対する職員全体の意識の向上を図り、環境改善を実施、維持する。
【実施内容】
1)職員全体に環境整備に関するアンケートを実施
施設内の現状の把握や問題点の抽出を行った。また、職員の5S活動に対する認識を確認するとともに、活動がもたらす効果や目的についての情報を共有した。
2)アンケートの回答を集計・分析
「ホール・カウンター」、「器材庫」、「リネン庫」、「浴室・脱衣所」、「汚物処理室・トイレ物置」、「ステーション・スタッフ休憩室」の6箇所において、環境整備の問題点がある事が見えてきた。
3)各場所に担当職員を配置し、3S活動を実施
各場所を一つのセクションとし、それぞれに担当の職員を配置する事とした。各セクションでは、担当職員を中心として3S(整理・整頓・清掃)活動を定期的に実施した。
4)取り組み内容を評価・分析
評価表を用いて毎月の実施状況を評価した。それらの評価結果や各担当者の報告等を総合的に判断することで、活動により改善した点や今後の課題を明確に把握する事とした。
5)職員全体への情報共有、継続的なアンケートの実施物品の保管場所や整頓手順、情報の伝達手順等の職員全体への伝達事項を発信し、必要な情報の共有を密に行った。また、5S活動を進めていく中で、職員へのアンケートを継続的に実施し、職員個々人の活動への取り組み状況や活動に対する認識の変化などの把握を行った。
【結果】(一例として)
1)不用品の処分
ホール内にあった収納棚にはレクリエーションに使う物品等の多くの物が乱雑に置かれており、棚の1番上まで物が積まれる様にして置いてある状態であった。しかし、古くからある物品等は、誰が準備した物なのか、何に使用する物なのかが分からなくなっており、処分しようにも誰に確認すれば良いのか、どの様に判断すれば良いのかが曖昧で処分出来ない状態となっていた。
しかし、今回、各セクションの担当職員を決定し、処分などの判断の決定を当該の担当職員が行う様にした事で、古くなり使用されなくなった物や使用用途が曖昧な物等の不要品の処分を行うことができ、使用頻度の高い物が明確になり使用しやすくなった。
2)配置決定
器材庫内の棚の物品の使用頻度や出し入れのしやすさを考慮して定位置を決定し、テプラや張り紙を使用して保管場所が目で見て分かりやすくなるよう表示を行った。これにより、職員によっての保管場所のばらつきが無くなり、物品の管理なども容易になり、紛失も防止する事が出来た。
3)異常発見時等の情報の一元管理化
以前までは、設備や物品の点検、清掃時に見付けた問題箇所などは発見者が管理者等に報告して対処していたが、個人単位での報告であった為、対処の不備や状態の改善確認に不備が生じる事もあった。
しかし、各セクションの担当職員を決定した事で、そうした異常部分の情報なども担当職員に一度集約される様になり、情報が一元管理されることで、対処の不備を減らし、対処後の該当箇所の確認も確実に行う事が出来るようになった。
4)3S状態の維持
以前は環境整備が行われても、時間経過で元の状態に戻ってしまっていたが、各セクションの担当職員を中心として3S活動を行い、評価・分析を繰り返す事で、3S状態を維持する事が出来るようになった。
5)職員全体の意識の向上
継続的にアンケートを実施した結果、5S活動を行うことで業務の効率化に繋がっていると思うとの意見が聞かれた。
【考察】
各セクションごとに担当職員を決定した事で、不要物品の処分の判断が出来るようになり、職員が使用しやすい整理された職場を作る事が出来た。また、担当職員に一度情報が集約される事で、連絡や確認ミスなどのヒューマンエラーを減らす事が出来たと考える。
そして、全職員が参加する形で5S活動を行い、保管場所や整頓手順、情報の伝達手順等が統一され、取り組みの内容を繰り返し評価していく事で、清潔で安全な環境を維持する事が出来たと考える。
【まとめ】
今回、5S活動に取り組んだ事で、職場の物理的な環境改善が行われ、動線や作業工程等の無駄を省く事ができ、業務の効率化に繋がった。また、職員全体で取り組んだ事で、個々の職員の意識も向上し、改善環境の維持も行えている。
