講演情報

[28-O-A016-04]「障害者雇用」~"働きたい"思いを支える職場づくり~

福岡県 呼子 修一1, 仲西 千絵2, 野島 久美2, 田中 素子2, 中島 毅彦2, 藤野 秀幸2 (1.老健センターささおか, 2.医療法人財団博愛会)
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【取り組み】"働きたい"という思いが叶う職場を作るため、以下の取り組みを行った。1.先進事例に学ぶ、施設・病院見学 2.関係機関との連携 3.配置部署、業務の選定4.職員の理解推進・教育研修 5.実習生の受け入れ 6.医療機関の障害者雇用ネットワーク入会 7.専門部署・専任職員 8.継続的な雇用の確保 9.職場定着のための支援 など【結果】 平成27年1名から始まった障害者雇用は、令和7年2月には博愛会の最低必要数9名に対し21名、障害者雇用率は3.9%(除外率20%適用:4.9%)に達した。老健センターささおかには5名所属し、入所3フロアに配属されている。業務内容はシーツ交換、居室清掃、環境整備、配膳・下膳、PC入力、配達、物品管理など多岐にわたり、欠かせない存在となっている。【考察】 取り組みにより、法定雇用率を上回る成果を上げ、障害者が職場で実際に戦力となり得ることを示した。法定雇用率の高まりは、障害を有しても働ける人の存在が背景にあり、共生社会の実現が必要であることを示唆している。職場環境の整備、関係機関との連携、職員の理解推進や担当者の選任が効果を発揮し、障害者雇用が多岐にわたる業務で欠かせない存在となった。総合的な取り組みが長期的な雇用の安定と組織全体の運営に寄与した。【結論】障害者雇用を進めるうえでは、 障害特性と業務内容のマッチング、当人の想いを重視した組織体制の構築が重要である。働きたい人と働いてほしい組織が健やかにその関係性を続けられるには、環境を整え、多様な人材が共に働く共生社会の実現が求められる。