講演情報
[28-O-R007-07]みんなあつまろっさ!!~地域貢献活動でつながる絆~
福井県 ○森下 来夢, 平田 絵里香 (福井勝山総合病院附属介護老人保健施設)
【初めに】
少子高齢化が続く中、市内の高齢化率は約40%と高値を示し、高齢夫婦世帯の割合は約70%になっている。当施設は、3年前から地域貢献隊として地域の高齢健康促進事業の活動に参加してきた。高齢者の買い物支援事業だけではなく、市町村における認知症予防事業の活動に参加し、地域の方の介護の相談や、認知症予防体操、脳トレなどを通じてふれあい、交流を深めてきた。その結果、地域貢献隊の活動が地域の高齢者の健康・機能維持ができ、当施設の認知度・利用者数の大幅な増加にも貢献できたのでここに報告する。
【対象】
(1)買い物支援:市内在住の高齢者で、一人で買い物に出かけることが困難な方(例:老夫婦・独居・お店が遠方で車のない方など)
(2)認知症カフェ:市内のショッピングモールに来られたお客様(年齢層は問わず興味を持ってくれた方)
(3)認知症フェア:福祉健康センターのイベントで興味を持ってこられた子ども・大人・高齢者の方々
(4)(5)健康教室「あゆの会」・健康サロン:併設病院を利用されたことがある地域の方々
【方法】
広報誌や併設病院のSNSを通じて、地域貢献隊の活動内容を掲載し、地域に発信する。
参加する職員は、当施設名が記載されたTシャツを着用し、地域のボランティアに参加した際には、パンフレットを配布し介護サービスの内容を知ってもらうなど施設のPRを行う。
参加された地域の方に、毎回アンケートを実施し、得られた意見を地域貢献隊の活動内容や関わり方の改善に活かしていく。
主な活動内容:((1)初年度~ (2)(3)2年目~ (4)(5)3年目~)
(1) 買い物支援: 地域の買い物に困難を抱える高齢者を対象に、買い物の付き添いや代行を行う。買い物終了後、体操やレクリエーションを行い、地域の高齢者と交流を図る。
(2)認知症カフェ「つながるカフェ」: 地域包括支援センターが主催するカフェでは、物忘れが気になる方やそのご家族、認知症に関心のある方が気軽に集まり、悩み相談や交流できる場であり、そこで脳トレ体操やレクリエーションを行う。
(3)認知症フェア: 地域包括支援センターが主催し、市民の皆様に認知症への理解を深めていただくことを目的としたイベントに参加し、脳トレ体操やレクリエーション・脳トレプリントの配布を行い、市民同士の交流を促進する。
(4)健康教室「あゆの会」: 併設病院の医師が定期的に開催する健康講座。医師による講義の後、チームメンバーが講義テーマに沿った体操を行い、交流を図る。
(5)地域・病院内健康サロン: 地域住民や病院来院者を対象に、脳トレ体操などを行う。
【結果】
地域貢献隊の発足時は、買い物支援事業のみの活動だったが、市の職員から好評を得て、認知症カフェや認知症フェアなどのオファーをもらうことができた。また、併設病院からも声がかかり、健康教室や健康サロンにも参加することができた。
(1)買い物支援:毎年合計120人の参加(月10人/1回)
(2)認知症フェア:1回目100人参加。2回目140人参加
(3)認知症カフェ:最初の年4回参加(30名/1回) 次の年 年6回参加(30名)
(4)あゆの会:年2回参加(20名/1回)
(5)健康サロン:年2回参加(15名/1回)
〈参加のべ人数〉1年目:約120名、2年目:約340名、今年度:約510名
自分たちで考案した体操は、地域の参加者から高い評価を得ることができた。活動には、健康維持や交流を目的として継続的に参加される方が多く、日頃から身体を動かすことや仲間とのつながりを大切にしている様子が見られた。そのような参加者から、「毎回参加したい」との声が多く寄せられるなど体操を通じて楽しさや効果を実感してもらえた。
【考察】
当施設は認知症フェアや併設病院のイベントに積極的に参加し、広報誌やSNSに通じて地域貢献活動の周知を図ってきた。特に、当施設で考案した体操は、高齢者の認知機能低下の予防に役立ち、地域住民から高い評価を得た。体操やレクリエーションを通じた継続的な参加は、健康維持や交流の場として多くの高齢者にとって楽しみや生きがいとなっており、在宅生活の維持にも好影響を与えている。これらの取り組みは、当施設の認知向上や将来的な利用促進にもつながると考えられる。
【結論・まとめ】
地域の活動に参加することで、人と関わる機会や会話が増え、外出のきっかけにつながる。また、「行く場所」や「決まった予定」ができることで、生活リズムが生まれた。
今年度の地域貢献活動の参加者(約510名)の方々と関わる中で、参加者だけでなくそのご家族との接点も増え、施設の利用申し込みにもつながった。また、市内の高齢者の方々と直接関わることで、在宅での生活における課題を直接把握できるようになり、介護サービスの視野を広げる機会を得ることができる。
地域との連携強化は当施設の大きなアピールポイントとなり、利用者数が増え、地域貢献活動の実績を積むことで、施設の超強化型算定要件を満たし、施設の機能をさらに向上させることができる。
【今後の展望】
今後は隣の地域でのイベント参加や、自主イベントの開催を通じて活動の幅を広げ、さらなる知名度向上に図り、これからも地域との交流を継続し、地域に根差し、地域から愛される介護老人保健施設を目指していきたい。
少子高齢化が続く中、市内の高齢化率は約40%と高値を示し、高齢夫婦世帯の割合は約70%になっている。当施設は、3年前から地域貢献隊として地域の高齢健康促進事業の活動に参加してきた。高齢者の買い物支援事業だけではなく、市町村における認知症予防事業の活動に参加し、地域の方の介護の相談や、認知症予防体操、脳トレなどを通じてふれあい、交流を深めてきた。その結果、地域貢献隊の活動が地域の高齢者の健康・機能維持ができ、当施設の認知度・利用者数の大幅な増加にも貢献できたのでここに報告する。
【対象】
(1)買い物支援:市内在住の高齢者で、一人で買い物に出かけることが困難な方(例:老夫婦・独居・お店が遠方で車のない方など)
(2)認知症カフェ:市内のショッピングモールに来られたお客様(年齢層は問わず興味を持ってくれた方)
(3)認知症フェア:福祉健康センターのイベントで興味を持ってこられた子ども・大人・高齢者の方々
(4)(5)健康教室「あゆの会」・健康サロン:併設病院を利用されたことがある地域の方々
【方法】
広報誌や併設病院のSNSを通じて、地域貢献隊の活動内容を掲載し、地域に発信する。
参加する職員は、当施設名が記載されたTシャツを着用し、地域のボランティアに参加した際には、パンフレットを配布し介護サービスの内容を知ってもらうなど施設のPRを行う。
参加された地域の方に、毎回アンケートを実施し、得られた意見を地域貢献隊の活動内容や関わり方の改善に活かしていく。
主な活動内容:((1)初年度~ (2)(3)2年目~ (4)(5)3年目~)
(1) 買い物支援: 地域の買い物に困難を抱える高齢者を対象に、買い物の付き添いや代行を行う。買い物終了後、体操やレクリエーションを行い、地域の高齢者と交流を図る。
(2)認知症カフェ「つながるカフェ」: 地域包括支援センターが主催するカフェでは、物忘れが気になる方やそのご家族、認知症に関心のある方が気軽に集まり、悩み相談や交流できる場であり、そこで脳トレ体操やレクリエーションを行う。
(3)認知症フェア: 地域包括支援センターが主催し、市民の皆様に認知症への理解を深めていただくことを目的としたイベントに参加し、脳トレ体操やレクリエーション・脳トレプリントの配布を行い、市民同士の交流を促進する。
(4)健康教室「あゆの会」: 併設病院の医師が定期的に開催する健康講座。医師による講義の後、チームメンバーが講義テーマに沿った体操を行い、交流を図る。
(5)地域・病院内健康サロン: 地域住民や病院来院者を対象に、脳トレ体操などを行う。
【結果】
地域貢献隊の発足時は、買い物支援事業のみの活動だったが、市の職員から好評を得て、認知症カフェや認知症フェアなどのオファーをもらうことができた。また、併設病院からも声がかかり、健康教室や健康サロンにも参加することができた。
(1)買い物支援:毎年合計120人の参加(月10人/1回)
(2)認知症フェア:1回目100人参加。2回目140人参加
(3)認知症カフェ:最初の年4回参加(30名/1回) 次の年 年6回参加(30名)
(4)あゆの会:年2回参加(20名/1回)
(5)健康サロン:年2回参加(15名/1回)
〈参加のべ人数〉1年目:約120名、2年目:約340名、今年度:約510名
自分たちで考案した体操は、地域の参加者から高い評価を得ることができた。活動には、健康維持や交流を目的として継続的に参加される方が多く、日頃から身体を動かすことや仲間とのつながりを大切にしている様子が見られた。そのような参加者から、「毎回参加したい」との声が多く寄せられるなど体操を通じて楽しさや効果を実感してもらえた。
【考察】
当施設は認知症フェアや併設病院のイベントに積極的に参加し、広報誌やSNSに通じて地域貢献活動の周知を図ってきた。特に、当施設で考案した体操は、高齢者の認知機能低下の予防に役立ち、地域住民から高い評価を得た。体操やレクリエーションを通じた継続的な参加は、健康維持や交流の場として多くの高齢者にとって楽しみや生きがいとなっており、在宅生活の維持にも好影響を与えている。これらの取り組みは、当施設の認知向上や将来的な利用促進にもつながると考えられる。
【結論・まとめ】
地域の活動に参加することで、人と関わる機会や会話が増え、外出のきっかけにつながる。また、「行く場所」や「決まった予定」ができることで、生活リズムが生まれた。
今年度の地域貢献活動の参加者(約510名)の方々と関わる中で、参加者だけでなくそのご家族との接点も増え、施設の利用申し込みにもつながった。また、市内の高齢者の方々と直接関わることで、在宅での生活における課題を直接把握できるようになり、介護サービスの視野を広げる機会を得ることができる。
地域との連携強化は当施設の大きなアピールポイントとなり、利用者数が増え、地域貢献活動の実績を積むことで、施設の超強化型算定要件を満たし、施設の機能をさらに向上させることができる。
【今後の展望】
今後は隣の地域でのイベント参加や、自主イベントの開催を通じて活動の幅を広げ、さらなる知名度向上に図り、これからも地域との交流を継続し、地域に根差し、地域から愛される介護老人保健施設を目指していきたい。
