講演情報
[28-O-Z001-01]ロータスケアセンター解体祭まちと繋がるはじまりの物語
千葉県 ○長明 達也 (ロータスケアセンター)
【はじめに】
当施設は平成10年に開設し、今年で27年目となる。今後の多様化する利用者ニーズへの対応や職員の働きやすさ等を加味した長期的な視点での新築移転により、旧施設の解体が決まった。介護老人保健施設(以下老健)は、地域包括システムの中核を担う施設として高齢者在宅復帰と在宅療養を支援する役割を担っている。旧施設解体を地域とのつながりが持てるイベントとし、過去から未来へ地域の方々と一緒に想いを繋ぐ機会として、協力病院・解体業者・地域の方々の協力のもと、解体祭を開催した。老健と地域とのかかわりとロータスの未来をここに報告する。
【目的】
解体祭とは、これまでまちを見守ってきた建物に最後の感謝を伝えることや、まちのこれからの未来を多くの方にイメージして頂くことを目的としたイベントである。今回の解体祭は、2024年11月より解体が決定している旧施設で、これまでお世話になった建物への感謝や、より地域に根ざした老健の第一歩として、地域の方々と共に「ロータスケアセンターの新たな幕開け」を祝う2日間をコンセプトとした。
【準備】
7月~ コンセプト、方針の決定
8月~ 企画内容の決定(レイアウト、出店依頼、行政申請)
9月~ 告知、出店、備品手配と作成
【実施日時】
令和6年10月26日(土)15:00 ~19:00、 27日(日)11:00 ~16:00
【イベント内容】
1)コロナ禍明け4年ぶりロータス祭りでの盆踊り復活
2)解体される旧施設を彩るらくがき企画
3)普段は許されない壁や床・窓ガラスに、大人や子供も自由に建物を彩る。
4)施設の歴史を振り返る年表展示。施設の歴史と照らし合わせながら、来場の方の歴史も一緒に振り返る年表づくり
5)旧施設をバックにショベルカーと記念撮影が可能なフォトブース設置
6)解体の廃材が新たなコンクリートになるまでの「再生工程」に触れる技術の展示。
7) 船橋のミライを想像し、まちの方々や保育園、利用者に描いて頂いた絵画展示会。
8)新旧施設の変成を楽しめる新築お披露目会
9)ロータスケアセンター/協力病院による健康体操や合唱、講演・カンファレンス・ゲームコーナーなどブース出展。
10) 地域のスポーツチームとコラボ企画
11) まちのキッチンカ-出店
12)会場全体を使った謎解き
13)ロータス広報キャラクター 命名アンケート
【実施結果】
来場者数 延べ1000人(2日間合計)
【開催後の来場者アンケート】
・同じ地域でありながら、知っているようで知らなかった施設の歴史やどのようなことやっているのかを改めて
知ることができ、大変興味深い機会でした。
・建物自体は無くなってしまうが、今日の記憶は忘れられない思い出となり、新たな施設での機会が楽しみになりました。
・是非、これからも施設と地域で協力しながら何かイベントとか開催してほしいです。
・子どもたちに普段できない大胆な遊ばせ方を、家の近くできたことが不思議な体験でした。
【まとめ】
今回2日間の解体祭を通じて、多くの経験を得て、これからのロータスとしての未来を考える機会となった。延べ1000人の来場者には、現在利用中の方だけでなく、開所から27年間でロータスケアセンターを利用されていた方やその家族、元職員等の参加もあった。単発での利用だけでなく、今回の参加で「お久しぶりです」「以前、親がお世話になっていました」など声をかけていただくこともあった。らくがき企画では至るところに「ロータスケアセンターありがとう」など感謝の言葉が書かれていた。現在、ロータスへの利用相談で、二世代に渡っての相談も多くなっている。また、ロータスには認可保育園があり、卒園生や近隣の小学生などの参加数も多かった。昨今、人材確保が難しくなっているが、子ども達に老健で働く職業を認知してもらうことで、将来を支える世代が「こういう職場で働きたいな」と記憶に残るイベントになるよう子ども達が楽しめるブースも設置した。
普段は利用される方やその家族が出入りすることはあるも、一般の方が出入りする機会は少ない。地域で介護など困っている方で相談先が分からない、どうして良いか分からない方が身近に感じてもらえる施設であると考える。今回の解体祭では、職員も参加者と一緒に楽しんで盛り上がれる企画も多くあった。同じ視点で一緒に参加することで、職員と参加者の垣根なく距離も短くなり、実際にアンケートでも「職員さんがやさしくかった」「一緒に盆踊りやゲームができて楽しかった」などの感想もいただいた。また、オリジナルの広報キャラクター作成も子ども達など幅広い年齢層の方にも好評な意見もいただき、覚えてもらうツールの一つとなったのではないかと考える。
各医療機関や事業所、地域の方から「解体祭に参加しました」「すごく良かったです」「記事を観ました」など多くの声をいただいた。これまでも地域での相談会や健康体操、認知症カフェや居宅ケアマネ交流会など毎年実施している。解体祭では今までより広い地域の方へポスターやSMSの利用した告知と参加があった。解体祭後では実際に相談いただく地域の範囲や直接家族からの件数も増えている。今後は秋祭りとして、お祭りを引き継いで地域の方にも参加や協力いただき、地域とのつながりのイベントとしたい。また、R6.11月から旧施設の解体が開始となりR7.4月に無事解体工事が終了。今後は芝グラウンドにして保育園の運動場やバーベキューなどもでき、地域の福祉避難所としても活用できるよう準備を進めている(R7.7月時点)。地域包括ケアシステムの中核を担う施設で超強化型施設として今後もロータスケアセンターが先頭に立って、様々な取り組みをしていきたい。そのためには先ず、職員が「ワクワク・イキイキ・ニコニコ」働けること。そして、利用される方が安心でき、地域の拠り所となる未来あるロータスケアセンターを共に創り上げていきたい。
当施設は平成10年に開設し、今年で27年目となる。今後の多様化する利用者ニーズへの対応や職員の働きやすさ等を加味した長期的な視点での新築移転により、旧施設の解体が決まった。介護老人保健施設(以下老健)は、地域包括システムの中核を担う施設として高齢者在宅復帰と在宅療養を支援する役割を担っている。旧施設解体を地域とのつながりが持てるイベントとし、過去から未来へ地域の方々と一緒に想いを繋ぐ機会として、協力病院・解体業者・地域の方々の協力のもと、解体祭を開催した。老健と地域とのかかわりとロータスの未来をここに報告する。
【目的】
解体祭とは、これまでまちを見守ってきた建物に最後の感謝を伝えることや、まちのこれからの未来を多くの方にイメージして頂くことを目的としたイベントである。今回の解体祭は、2024年11月より解体が決定している旧施設で、これまでお世話になった建物への感謝や、より地域に根ざした老健の第一歩として、地域の方々と共に「ロータスケアセンターの新たな幕開け」を祝う2日間をコンセプトとした。
【準備】
7月~ コンセプト、方針の決定
8月~ 企画内容の決定(レイアウト、出店依頼、行政申請)
9月~ 告知、出店、備品手配と作成
【実施日時】
令和6年10月26日(土)15:00 ~19:00、 27日(日)11:00 ~16:00
【イベント内容】
1)コロナ禍明け4年ぶりロータス祭りでの盆踊り復活
2)解体される旧施設を彩るらくがき企画
3)普段は許されない壁や床・窓ガラスに、大人や子供も自由に建物を彩る。
4)施設の歴史を振り返る年表展示。施設の歴史と照らし合わせながら、来場の方の歴史も一緒に振り返る年表づくり
5)旧施設をバックにショベルカーと記念撮影が可能なフォトブース設置
6)解体の廃材が新たなコンクリートになるまでの「再生工程」に触れる技術の展示。
7) 船橋のミライを想像し、まちの方々や保育園、利用者に描いて頂いた絵画展示会。
8)新旧施設の変成を楽しめる新築お披露目会
9)ロータスケアセンター/協力病院による健康体操や合唱、講演・カンファレンス・ゲームコーナーなどブース出展。
10) 地域のスポーツチームとコラボ企画
11) まちのキッチンカ-出店
12)会場全体を使った謎解き
13)ロータス広報キャラクター 命名アンケート
【実施結果】
来場者数 延べ1000人(2日間合計)
【開催後の来場者アンケート】
・同じ地域でありながら、知っているようで知らなかった施設の歴史やどのようなことやっているのかを改めて
知ることができ、大変興味深い機会でした。
・建物自体は無くなってしまうが、今日の記憶は忘れられない思い出となり、新たな施設での機会が楽しみになりました。
・是非、これからも施設と地域で協力しながら何かイベントとか開催してほしいです。
・子どもたちに普段できない大胆な遊ばせ方を、家の近くできたことが不思議な体験でした。
【まとめ】
今回2日間の解体祭を通じて、多くの経験を得て、これからのロータスとしての未来を考える機会となった。延べ1000人の来場者には、現在利用中の方だけでなく、開所から27年間でロータスケアセンターを利用されていた方やその家族、元職員等の参加もあった。単発での利用だけでなく、今回の参加で「お久しぶりです」「以前、親がお世話になっていました」など声をかけていただくこともあった。らくがき企画では至るところに「ロータスケアセンターありがとう」など感謝の言葉が書かれていた。現在、ロータスへの利用相談で、二世代に渡っての相談も多くなっている。また、ロータスには認可保育園があり、卒園生や近隣の小学生などの参加数も多かった。昨今、人材確保が難しくなっているが、子ども達に老健で働く職業を認知してもらうことで、将来を支える世代が「こういう職場で働きたいな」と記憶に残るイベントになるよう子ども達が楽しめるブースも設置した。
普段は利用される方やその家族が出入りすることはあるも、一般の方が出入りする機会は少ない。地域で介護など困っている方で相談先が分からない、どうして良いか分からない方が身近に感じてもらえる施設であると考える。今回の解体祭では、職員も参加者と一緒に楽しんで盛り上がれる企画も多くあった。同じ視点で一緒に参加することで、職員と参加者の垣根なく距離も短くなり、実際にアンケートでも「職員さんがやさしくかった」「一緒に盆踊りやゲームができて楽しかった」などの感想もいただいた。また、オリジナルの広報キャラクター作成も子ども達など幅広い年齢層の方にも好評な意見もいただき、覚えてもらうツールの一つとなったのではないかと考える。
各医療機関や事業所、地域の方から「解体祭に参加しました」「すごく良かったです」「記事を観ました」など多くの声をいただいた。これまでも地域での相談会や健康体操、認知症カフェや居宅ケアマネ交流会など毎年実施している。解体祭では今までより広い地域の方へポスターやSMSの利用した告知と参加があった。解体祭後では実際に相談いただく地域の範囲や直接家族からの件数も増えている。今後は秋祭りとして、お祭りを引き継いで地域の方にも参加や協力いただき、地域とのつながりのイベントとしたい。また、R6.11月から旧施設の解体が開始となりR7.4月に無事解体工事が終了。今後は芝グラウンドにして保育園の運動場やバーベキューなどもでき、地域の福祉避難所としても活用できるよう準備を進めている(R7.7月時点)。地域包括ケアシステムの中核を担う施設で超強化型施設として今後もロータスケアセンターが先頭に立って、様々な取り組みをしていきたい。そのためには先ず、職員が「ワクワク・イキイキ・ニコニコ」働けること。そして、利用される方が安心でき、地域の拠り所となる未来あるロータスケアセンターを共に創り上げていきたい。
