講演情報
[22-O-J001-06]栄養補助食品使用に関するフローチャートの再構築~過去のデータを踏まえた見直し~
*内野 優奈1、岡部 貴代2 (東京都 1. 介護老人保健施設イマジン、2. 永生病院)
【目的】当施設では、栄養補助食品(以下ONS)の使用判断を行うためのフローチャートを運用していたが、スタッフに浸透されておらず、十分に活用されていない現状がある。その要因として、使用基準が厳格であり、現場においてフローチャートに沿った判断および運用が困難であったことが考えられる。その結果、低栄養リスクが懸念される利用者に対してONSが提供されない、若しくは基準外での提供がされるなど、対応にばらつきが認められた。そこで、ONS使用基準の見直しを含め、現場で活用しやすいフローチャートを新たに作成し、実運用に向けて検討することを目的とした。
【方法】①施設内におけるONSの過去の使用状況を調査し、使用の判断基準である「体重減少3kg/月」、「BMI値16.5以下」の妥当性および運用上の課題を分析。②ONS使用判断のフロー見直し。③多職種で活用しやすい構成を検討し、新しいフローチャートを作成。
【結果】①2024年1月から2026年3月にかけてのONS使用状況を調査した結果、従来の使用基準である「体重減少3kg/月」且つ「BMI値16.5以下」の両条件を満たしたケースは全18件中0件であった。また、ONS提供期間を2週間としていたが、期間内で改善を認めたケースは0件であった。過去のONS使用状況の分析から、従来の使用基準では該当するケースが少なく、ONSを必要とされる場面での使用が難しいこと、更にONS提供期間を2週間としていたが、短期間介入では状態改善が困難であることが考えられた。②低栄養状態のリスク別フローを作り、ONS使用判断の条件を設定した。ONS提供期間は2週間のままとし、ONS提供終了時には評価を行い、必要性に応じて2週間の提供継続が可能となるようにした。③新たに作成したフローチャートでは、多職種での運用を想定し、Yes/No形式による意思決定プロセスの可視化と栄養介入のタイミングの明示をすることで、現場で即時運用可能な構造とした。
【まとめ】当施設に以前から存在していたONS使用に関するフローチャートが活用できていない現状を見つめ直し、その課題を明確化し、多職種で活用しやすい実用的なフローチャートを考案した。栄養介入のタイミングを一目でわかるように示すことで、現場の意思決定を標準化させ、ONSの適正な使用および利用者の栄養状態改善につながると考える。現時点では実際の運用には至っていないため、今後フローチャートを導入し、現場で有効性の検証を行いながらブラッシュアップしていきたい。
【方法】①施設内におけるONSの過去の使用状況を調査し、使用の判断基準である「体重減少3kg/月」、「BMI値16.5以下」の妥当性および運用上の課題を分析。②ONS使用判断のフロー見直し。③多職種で活用しやすい構成を検討し、新しいフローチャートを作成。
【結果】①2024年1月から2026年3月にかけてのONS使用状況を調査した結果、従来の使用基準である「体重減少3kg/月」且つ「BMI値16.5以下」の両条件を満たしたケースは全18件中0件であった。また、ONS提供期間を2週間としていたが、期間内で改善を認めたケースは0件であった。過去のONS使用状況の分析から、従来の使用基準では該当するケースが少なく、ONSを必要とされる場面での使用が難しいこと、更にONS提供期間を2週間としていたが、短期間介入では状態改善が困難であることが考えられた。②低栄養状態のリスク別フローを作り、ONS使用判断の条件を設定した。ONS提供期間は2週間のままとし、ONS提供終了時には評価を行い、必要性に応じて2週間の提供継続が可能となるようにした。③新たに作成したフローチャートでは、多職種での運用を想定し、Yes/No形式による意思決定プロセスの可視化と栄養介入のタイミングの明示をすることで、現場で即時運用可能な構造とした。
【まとめ】当施設に以前から存在していたONS使用に関するフローチャートが活用できていない現状を見つめ直し、その課題を明確化し、多職種で活用しやすい実用的なフローチャートを考案した。栄養介入のタイミングを一目でわかるように示すことで、現場の意思決定を標準化させ、ONSの適正な使用および利用者の栄養状態改善につながると考える。現時点では実際の運用には至っていないため、今後フローチャートを導入し、現場で有効性の検証を行いながらブラッシュアップしていきたい。
